人気ブログランキング | 話題のタグを見る

a IESE class of 2014, strategy consultant has focused on emerging economy and innovation management writes about learning from MBA, feeling from daily life, with photography. Twitter : @dsaga


by dsaga
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

そして二次会

そして二次会_e0019200_233817.jpg
螺旋階段から新郎新婦が降りてくる。二次会が始まって真ん中のキャンドルに灯が点される。会場中央には二人の笑顔が、会場には拍手があふれる。
新婦が大学時代からの友達(同じサークルだった)なのでサークルのメンバーが集まった。計12名。二人をお祝いしながら昔話や近況報告にはなが咲く。そんな中余興メンバーはそれぞれ動く。こっそりと歌詞・動きを確認するやつもいれば、順調に料理とアルコールを摂取し、テンションをつくりあげていくやつもいる。僕は料理も飲み物もほどほどにしておく。

新郎新婦のクイズ、クイズに参加できなかった人/正解できなかったヒトへのプレゼントバルーンとばし、間に挟む歓談を経て、準備の時間がやってきた。

当初準備する場所として割り当てられていたロフトではスペースがきゅうくつだったので新郎新婦が降りてきた螺旋階段の上、2階で準備をさせてもらう。何事もないかのように5人は動き出す。荷物を持って。

2階の半個室スペースで5人が打ち合わせながらスーツを脱ぎ衣装をまとう。ここまでくると緊張感もひとしお。こういう失敗だけはヤダというネタ?を笑いながら話しつつ、1人はこのタイミングで最初の挨拶の内容にアレンジを加え始める。”お前それ、まあいいけど、9割方滑るぞ”という仲間のひとことには耳も貸さず。。。そこで最後の音響の段取りを済ませて一人は一足先に1階会場へ戻る。


かつらはずれていないか。上着のボタンを全部しめていないか。最初の立ち居地はどうだったか。間違えやすかった歌詞はどうだったか。最後に確認をする。


数秒後、会場からイントロが流れ始める。

4人で円陣を組み、気合を入れる。そして、1時間ちょっと前に新郎新婦が降りた螺旋階段を降りる。

まず出落ち。成功。

イントロがフェードアウトし、一人がマイクを握る。挨拶だ。

話の着地点が見えない。なんとなくでなんとかなると思っていたのか。

しかしアレンジしたネタは確実にはさむことに成功。


小笑。


・・・想定の範囲内だ。


そして音楽が流れる。会場がざわつく。成功。


4人が動き始める。ざわつきが声援に変わり始める。


歌いだしは僕。何とかスムーズに?きめてフォーメーションを変えていく。成功。


後列に下がってみるとひとりずらが横を向いてる(!)

徐々に回りだし、

落下。

瞬間4人の口元が緩むも歌と動きは乱さない。

むしろハプニング的に笑いが取れてよかった。想定の範囲外。でも成功。

最初の間奏で衣装変え。笑いとざわめきが起こる。成功。


次の間奏に入るころには僕の頭の中はその後のソロの歌いだしのことでいっぱいに。

もともと自分の動きと歌に集中していたのだけど、いよいよさらに周りが見えなくなる。
見えているけどセンスできなくなるという感じか。


そして間奏に入る。動きが一番ハードなところ。周りは見えていないけど動ききる。それぞれが自分の動きやりきれば結果としてうまくいうはずだ!と。


そして他の3人が後ろを向いて動きがとまる。

音楽が静まる。

それに伴って会場も静まる。

僕は前を向いて、しっかりキメキャラでマイクを握る。雰囲気に浸る。

・・・
・・・
・・・

口から出てきた歌詞がなんか違うがやっ(!!)

え?え、ええ??オレ何歌ってんだ!?

頭の中が混乱したまま1フレーズ何を口走ったのかったのか迷宮入り(ほんの2-3秒があまりにも長く感じた)。でも次の歌詞は思い出して安心して歌う。終盤にさしかかったところで半ばやけ。歌って踊るしかないなと。


最後は歌っているうちに、12人全員ステージ側に集めてメッセージを送る。

なんとびっくり。会場が歌にあわせて手を振っている。会場がひとつになるってこういうことかと関心(自分の力ではない。のになんだか嬉しい)

最後は割れんばかりの拍手をもらって、横に脱いていだ衣装を持ち2階へ撤収。


4人、集まって着替えながら大笑い。僕はソロで歌詞を飛ばした上、どうやら音もはずしていたらしい。そしてその後の歌詞も自信を持って間違って歌っていたようだ(記憶がない。ソロでしまった!と思った後は最後集まるところまで断片的にしか覚えていないのだ。都合の悪い記憶をシャットアウトしたか)。
そして振り付けは、猛烈なキャッチアップをみせた一人(立ち居地僕の左)が真っ白になっていたらしい。横をちらちらみながら何とか踊っていたと。
もうひとりは最初の挨拶で滑るしずらはとれるし。最後の一人は衣装変えをしているときに、ぼそっと”おなかでてる!”という声が聞こえてきたらしい(どうやら身内の犯行。確かに順調に増量してるけれども)。

それぞれちょっとの痛みとたくさんの笑いと喜びをもって、1階の自分達の席に戻る。



驚くべきことに、笑いにとどまらず、感動・涙まで誘うことができていたようだった。友達の一部が笑顔で涙を拭きながらほめてくれた(その後それぞれのミスをいじられるのだが)。想定の範囲外。大大大成功。


歌っているときに、新婦が”え?この歌誰の歌?”としきりに聞いている声を小耳に挟んだが、まあ、喜んでくれたのは間違いないし、お祝いの気持ちは届いたと思うし。目的達成ということで。

Mission Complete !!



その後、新郎新婦の会社友人の余興も盛り上がりをみせ、最後に新婦の祖母へのメッセージスライドが流れる。胸があたたかくなる。そして新郎のシッカリとした最後の挨拶を持って二次会は幕を閉じた。今回は初のサークル仲間女子の結婚式だったのだけど、男子のときとはまた違う感動があるなとしみじみ思った。


末永く幸せでいて欲しいと思う。



#4人、そして出席した12人全員が、ひとりが撮影した動画のシェアを待ち焦がれている。個人的に見るのはとても怖い。のだけどとっても見たいのだ。

今回心に刻まれた曲:



by sagad | 2009-01-14 00:11 | Benibana