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a IESE class of 2014, strategy consultant has focused on emerging economy and innovation management writes about learning from MBA, feeling from daily life, with photography. Twitter : @dsaga


by dsaga
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First

First_e0019200_23111272.jpgCareerというものを考えたことがあって、今も考え続けている。自分の存在意義は何で、どんな価値を世の中に対して生み出したくて、そのために日々生きて行きたいと。それは今のところ戦略系のコンサルティングであり、Top Management Issueに応える・解決することだったりする。そのためのCapabilityを身に付けたくて自己研鑽をする。経営管理、いわゆるMBAのカリキュラムにあるような内容を一通りかじる。

ただ、現実を、目の前にある仕事を見たときに、その全てがTop Management Issueにアプローチできているかというとそうとは言えない。むしろそれがいくらかBreakされた、Middle ManagementのIssueに応えるEngagementが多い。

前提を疑いたくなるし、0ベースでそもそものところから話をしたくなる。なぜそれが必要なのか?それよりも他に手を打つべき課題があるのではないか?部分最適ではないか?自己満足ではないか?

それができない状況というのは結構多い。理由は書かないが。

ただ、考えてみる。自身が今、自身の”理想とするコンサルタント”であったらどう振舞うか。その状況にどう対処するか。

どうあるべきか、何をすべきかというところで真のIssueに対してアプローチする方法を模索して、Managerと衝突する?諦めて間違っているのでは?と疑いの晴れないIssueに対して答えを探す?

自身の理想のコンサルタントはどちらもやらない。真のIssueに対してアプローチすべくチームをリードしているはずだ。Manager、Member、そしてClientの合意の上で。

過去に、自身にとってRole Modelであると感じてきたコンサルタントが、自身の理想を具体的にしてくれているのかもしれない。具体的にイメージできるほど、現実で”ふんばれる”ようになってくる。

理想と現実にGAPがあってあたりまえ。問題はそのGAPに対して自分がどう対処するかだ。そしてその対峙している現実が、自身として望まないものであっても、不条理なものであっても、何であってもそれは現実だ。そしてその先にはClientがいることもまた現実。


自分の理想のためだけに活動しているのではないということを知る。


Client Firstの本当の意味を知るとき。

それは、自分としてどうありたい、という自分中心の理想を追いかける、追いかけられないGAPを受け容れずに否定する、というスタンスから、Clientがどうありたいのか、というClientとの理想を描きそれを追いかける、追いかけられないGAPを解決していく、というスタンスに移行できたときではないだろうか。

で、今の自分を見たときに、後者になることができたとき、そしてそのClientがTop Managementであったとき/になったとき、結果として自身の理想にも重なれているのではないだろうか。



書きたいことも内容も論理的ではないしぶれているが、大事なのは自身の理想を磨き続けることと、それに”今”重なろうと努力し続けることだ、と。理想の自分がClient Firstで動ける人間に成長していれば、そのときはそれに重なろうとしている”今”もClient Firstで頑張れるんだ、と。

矛盾するようだけど、自身の理想が、自身の理想に固執する人間でなくなっていくとき、それに重なろうとし続ける自身も、自身の理想への固執を捨てられるのだと。
by sagad | 2006-06-07 23:33 | Business