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a IESE class of 2014, strategy consultant has focused on emerging economy and innovation management writes about learning from MBA, feeling from daily life, with photography. Twitter : @dsaga


by dsaga
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OPEN INNOVATION

OPEN INNOVATION_e0019200_23565327.jpgOPEN INNOVATION

過去の、研究→開発→商品化→上市のプロセスを全て自前でやる(Closed Innovation)ではなく、各フェーズにて他のPlayerも巻き込んで、より効率的・効果的にInnovationを起こしていく(Open Innovation)ことについて書いてある本。

具体的な事例も幾つか取り上げられていて、全体にわかりやすい(事例は若干IT系のものに偏っている)。

最近常々思うのだけど、Innovationって何だろうか。”技術革新”というのが一番古典的(?)な日本語訳らしいのだけど。

極論すると対象による気がしてます。誰(何)にとってどういう影響があるか。で、その対象が影響を受ける軸がどうなってるのか。それによって何がInnovationなのかっていうのは違うんだろうな、と。

例えば、ある工場で新たなシステムを導入して、これまででは想像できないほどの速度、品質(*)で物をつくりだせるようになった。その結果、これまででは想像できないほどの速度で、高品質の在庫が増加した。

自社(工場)にとって上記のシステム導入はInnovationになると思うのだけど、市場にとってそれはInnovationでもなんでもなかったと判断できそう。

もしくは、市場において”革新的”だと認知されたもの、もしくはそのものを構築するのに使われている技術の中で”革新的”なもののみがInnovationでありうるのか。


で、そもそも”革新的”ってどういうことで、どうやって認知されるんだっけ?と。


いずれにせよ、市場、もしくは社会に対して”革新的な”価値を生み出すものでなければ、それはInnovativeな失敗に過ぎない。



そして結局、Innovationとは何か?という問いには答えていない:P


Innovationって何だろう?
by sagad | 2006-04-28 00:24 | Book