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a IESE class of 2014, strategy consultant has focused on emerging economy and innovation management writes about learning from MBA, feeling from daily life, with photography. Twitter : @dsaga


by dsaga
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商売の原点

商売の原点_e0019200_2321877.jpg商売の原点。最近日本の経営者の本を読んでいて、その中の一冊。一冊全体を通して繰り返し書かれているのは”基本を徹底すること”がいかに重要であるかということ。
本の中では基本四原則として、以下の4つが挙げられている。

1. 品揃え
 お客様が欲しいときに欲しい品がある状態を常に保つ
2. 鮮度管理
 商品が常に最も美味しく食べられる状態でお客様に届ける
3. クリンリネス(清潔)
 お客様が店舗に入ったときに、次また来たくなる様な清潔感
4. フレンドリーサービス
 感じのいい接客。お客様のニーズ・ウォンツを満たすリコメンド等接客

後は上記基本の原則の継続的な徹底。

実施する上では常に緻密な仮説・検証し、肌感覚でお客様の気持ちを分かるようになること。決して過去の成功体験をそのまま使い続けるような真似はしないこと。各人が各人の責任を果たし、信頼関係を持って関係者(仕入先、本部、フランチャイザー等)と繋がることの実現を強調している。

そしてその他仕事について、リーダーシップについて等も触れられており、面白い。

コンサルタントという職業にも触れてあった。コンサルティングというのは、相手に納得してもらってその行動が変わった時に初めて仕事をしたことになる、と。

相手に納得されないアウトプット、納得されても相手の行動を変えないアウトプットに価値は無いと。

その通りだと思う。
そして補足するならば、相手に納得してもらうために、相手に行動を変えてもらうためにアウトプットのメッセージを内容を歪めるというのは避けるべきだと僕は考えている。メッセージの伝え方、アクションの取り方、そのアクションの支援の方法等、メッセージングとそのオプションを変える分にはまったく問題ないし、むしろここで納得と変化を得るために最大限努力しなくてはならないのだが、そのメッセージの内容そのものを変えてしまうのは、その内容が正しいと信じるに足る根拠がある限りやってはならない。


話は少々変わるが、考えれば考える程、知識を吸収すればするほど、現実の変化に必要な要素をを考えたときの考えること・知識を吸収することが、小さいものであるように思えてくる。


もっと大事なものがある。
by sagad | 2006-04-02 23:41 | Book