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a IESE class of 2014, strategy consultant has focused on emerging economy and innovation management writes about learning from MBA, feeling from daily life, with photography. Twitter : @dsaga


by dsaga
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Incubate

11/25(金)の夜は、Yさんと食事をした。Yさんとはmixiを通じて知り合った、偶然にも同じ会社に勤めていて、この秋に起業された方だ。
前にお会いしたのが5月末。ほぼ半年が過ぎていた。

僕はYさんという人間が好きであり、彼との会話はとても楽しい。

物腰がとても柔らかく、かといって実際のビジネスの話を聞くと、そこには計算された構造が存在し、分析がなされている。そしてビジネスに大切なものは頭<心(社会貢献等世の中に対する理念、Vision)であるということをぐっと掴まれていて、熱い意志をも持たれている。そのような彼の人格が好きであり、会話に関しては、自身への刺激にも勿論なるのだが、何より、リアルタイムでIncubateしようとしている(した)実際のビジネスに関してアイディアを聞くこと、そこからアイディアを発散させること、それに対する話を聞く中で収束させること、そのプロセスが楽しい。

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最近参画したProjectの中では、まず考えを発散させるところから始めている。将来のマクロ環境がどのようになっているかというのをまず発想するのだ。

そこで自分の発散思考(なんてカタいことを言わなくても、なんていうことは無い。適当に発想をとばすことだ)が錆びついてるな、と。

そしてそんなことを思いながらも、集中して想像を膨らましていると気がつく。自分の発散思考(なんてカタ…略)がまた研がれて滑らかに回り始めた、と。

痒いところに手が届くというのだろうか。これまで水をやり忘れていた芽に水をやることができた感覚。今まで水を通していなかった水路に水を通して、その周りの土地が豊かに潤っていく感覚。固まりかけていた粘土が再び柔軟性を取り戻して自由に捏ねて形を変えていける感覚。
そんな感覚を得られていた。

その過程で、自分が今まで頭の中に入れてきた様々な知識が潤い、活きてきたように思えた。
そう。様々な理論やフレームワークに自分を従えるのではなく、自分がそれらを従え、使えているように思えたのだ。
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という最近の自分の中で起こっていたことも手伝ってYさんとの会話は楽しかったのだ。頭の中にクリシンであり、マーケティングであり経営戦略でありの発想がふわふわと浮かんでくる。それを現実のビジネスに対して使うことができるのだから。


Yさんの歴史というものを考えると、おそらく今は大きな転換点なのだと思う(そもそもの転換点というのはもっと過去の、今回の行動をとらせるトリガーへ遡るのだと思うが)。
その過程でCommunicateできることというのは本当に嬉しいことだと思うと共に、自分の歴史というものもしっかりつくりあげていきたいと思った。

僕はまだまだ甘い。
by sagad | 2005-11-25 23:13 | Business