人気ブログランキング | 話題のタグを見る

a IESE class of 2014, strategy consultant has focused on emerging economy and innovation management writes about learning from MBA, feeling from daily life, with photography. Twitter : @dsaga


by dsaga
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

How to enhance creativity

土曜日はglobis主催のTina Seelig氏のセミナーへ。英語の勉強も兼ねて原著を読んでいた。その著者の話を直接伺えるというので出席。

写真から勝手に、知的で物静かな女性が登場するのかと思っていたら、登壇早々圧倒的なテンションの高さと明るさ。早口でユーモアをふんだんにおりまぜて話す話す。あっという間の2時間だった。

著書の中で触れているcreativityを高めるための9つのポイントについて話をされたのだけど印象に残っているのはひと通りプレゼンテーションを終えて対談に入ったときの、日本の経済停滞に対するコメントだった。

”日本はこれまでもそうだったが金融危機以降も経済は以前として停滞したままである。それについてどう考えるか?”という問いに対して、

”なんで日本の人は皆、(経済が)停滞していることのにみフォーカスするのか?いくつかの場所で同様の問を発している人を見かけてきた。一方でそのような日本における機会はなにか?という停滞ではなく成長に関する問いかけを発しているのを見たことがない。
Creativityを強くするためのポイントのひとつとして話したattitudeが関係している。まずは言葉をかえてみてはどうだろうか。停滞という言葉を使うのではなく、機会という言葉をつかってそちらに目を向けてみてはどうだろうか。

勿論アメリカも金融危機以降経済は停滞した時期はあった。しかしその中で多くの学生は自分たちでビジネスを立ち上げていた。彼らは金融危機、経済の停滞というのものを機会として捉えていた。”

勿論、停滞にフォーカスする人の心の中には、その原因を探って、解決策を見出してこそ成長できるという考えがあるのだと思う。しかしその根本原因を探ること多大な労力や時間をかけて、その期間も停滞を続けることは果たして効果的な解決策だろうか。

特に個人のレベルにまで落として考えれば、上記根本原因が見えても個人でリーチするのは難しいのではないか。だとすれば個々人が影響を及ぼせる範囲で回避もしくは解決にあたるべきだし、そのプロセスは機会に溢れていると認識して明るい振る舞いを見せてもいいのかもしれない。

様々な環境は自分に影響を及ぼす、その環境に対して自分が同様に影響を及ぼせるとは限らない。しかしその影響を解釈するのは自分の自由だ。自分の選択だ。その結果生じる自分のリアクションに責任を負えるのは自分だけだ。


まずは明るく前向きな姿勢で認識してる問題をreframeするだけで自分を取り巻く環境は変わるのではないだろうか。そう感じた。彼女の明るい、前向きな姿勢が会場であり僕個人でありに及ぼす影響も目の当たりにしたのだし。
by sagad | 2010-12-19 21:47 | Business