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a IESE class of 2014, strategy consultant has focused on emerging economy and innovation management writes about learning from MBA, feeling from daily life, with photography. Twitter : @dsaga


by dsaga
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行動に移すということそれ自体に価値がある

悩むことはある。キャリアであれ恋愛であれ人生そのものであれ。

そんなとき忘れてはいけないのは、行動に移す、ということにこそ価値があるということだ。

何かに悩み、そして行動を選択するというのは独立したことではなくて、人生という一連のつながりの中の一部だ。そして人生は有限だ。

悩んでいる間、行動の選択を保留するあいだも時間は流れる。
人はたいがいの環境には適応できるもので、だんだんと行動の選択を保留しながら生きて行くことに慣れはじめる。選択しないといけないなー、いけないんだけどなー、このままじゃだめなんだけどなー、と心の何処かにひっかかりながら、ときにそのひっかかりさえも忘れながらもそれなりに生きられてしまう。

悩んでる間人生いったんストップねとはいかないし、時間が流れている以上、何らかが自分の人生に起こるわけで、それらに対処することでそれなりの生きがいというか生きてる感は得られたりして。

でも自分や知り合いの経験上、選択を保留することで悩みがなくなっていた、ということはあまりない。上記のようにいっとき放っておけばいいかなと思っていたものも、忘れた頃に律儀に自分の目の前にもどってくる。そして往々にして、時間が経った分だけ状況を複雑にしていたりする。さらには放っておいた自分に対する罪悪感だったりも連れてきたりする。

放っておかず、行動の選択はできていないが悩み続けた。そんな場合にも対峙している間に経った時間の分だけ身動きが取りにくくなってしまったり、これだけ自分を消耗させても決断が下せないのかという自信喪失だったり、自分は一体何をやってるんだこんな時間ばかり使って何も変えられないじゃないかという自責の念が生まれたりする。



行動をしっかり吟味したわけじゃなくても、自分の中でまだ迷いがあっても、何かを行動移してみる。いきなり大胆な行動をしなくても、少しでも行動を選択し、実際にやってみる。

すると大きく3つのものが得られる。

1. 新しい環境/視点(大小あるが、行動による変化は自分のいる環境もしくは環境の解釈を変える)
2. 結果(行動に移した以上、変化がなかったということも含めて何かしらの結果を受け取ることになる)
3. 動けるという自信(あ、動けるじゃんという感覚だったり、思っていたより簡単なことだったんだという感覚だったり)


そりゃー結果ってどんだけいいものか/悪いものかってあるんだけど、冒頭に書いたとおりで人生という一連の流れからすると日常生活の中での悩みというのは、それひとつの扱いで人生が圧倒的に大きくかわるということは少ないと思う。であればとりあえずやってみるということ自体の価値は結構大きいのではないかなと思う次第。
by sagad | 2010-12-14 23:31 | Life