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a IESE class of 2014, strategy consultant has focused on emerging economy and innovation management writes about learning from MBA, feeling from daily life, with photography. Twitter : @dsaga


by dsaga
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自分を育てる瞬間

先日読了した『「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト』で特に印象に残っているのは次の企業における教育的瞬間についての部分だ。
P.80
企業における教育的瞬間としては、以下のようなものが挙げられます。
○内定から入社3年目程度までの新入社員期間
○新しいメンバーで新規プロジェクトが立ち上がるとき
○出世や異動の直後
○人材が仕事に行き詰まり、途方にくれているとき
○人材同士のぶつかり合いが度を越えてしまったとき
○中途入社の入社前から入社後3ヶ月程度の期間
○退職の前後
なぜこれが残っているかというと、自分の日常を振り返ってこの瞬間が思った以上に多いと気づいたからだ。そして、それを自分を育成する瞬間と捉えることはとても価値があると感じたからだ。

さすがに内定から入社3年目程度までの新入社員期間は過ぎているのだが、プロジェクトは毎年いくつも経験するし、チームが小規模で多く存在する分異動(というのかな)もある。仕事に行き詰まって途方にくれるなんていうのは考えようによってはいくらでもある(解が見えている仕事ではないし、筋のいい仮説がたたなければタフなシチュエーションになる。途方にくれている暇もないくらいに)。人材同士がぶつかり合うというのもまあディスカッションの上では日常茶飯事、”度を越す”というのがどこまでいくのかはわからないがきっとないはなしでもない。(中途入社と退職はまだ経験していない)

これらをただのイベントというか通過儀礼として過ごしてしまう、変化のネガティブな側面に囚われてしまうというのと、”これが自分を育成する瞬間だ”と捉えて前向きに過ごすので、少なくとも自分の場合は変わってくると思うのだ。


実際に自分が今年からチームを移ったのだが、不安以上に新鮮さであり面白さでありに溢れている。求められるものが変わる中で自分に足りないものを見つけることができる、新しい仲間に出会える、新しい貢献・成長機会に出会える。そうした過程で自分が変わる、そうすると自分の過去からも改めて学ぶことがある。



日常に散りばめられている瞬間においても十分に自分の舵を大きくきって走り出せると、自分の経験もあわさって改めて気づかせてくれた内容だったのだ。
by sagad | 2010-01-23 00:36 | Business