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a IESE class of 2014, strategy consultant has focused on emerging economy and innovation management writes about learning from MBA, feeling from daily life, with photography. Twitter : @dsaga


by dsaga
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自分の影響

こういう現象をクライアントの組織でよく見かける。
マネージャ:
受身な部下に対して不満。でも受身だから具体的に指示を出して時間があればチェックする。本当は受身ではなく主体的に動いてほしい。でもたまに意見を言うけど低い視点で者を見ている部下にも不満。聞く気が無くなる(期待しなくなる)。

部下:
いちいちチェックしてくる押しの強い上司に対して不満。でも上司だし、押しの強さに勝てずしぶしぶ言われたとおりにする。本当は受身ではなくて主体的に動きたい、主張したい。でもたまに意見を言っても、自分達が知らない情報をもって高い視点からso what?を求めてくる上司にも不満。主張する気が無くなる(期待しなくなる)。
本当やお互いにやるべきことをわかっているのにそれができていない。そしてお互いに不満を抱きながら仕事をするというケース。

何かしら相手のアクションに不満を感じたら、常にそのアクションには自分が影響を与えている可能性があると考えて自分を省みた方がいい。相手にそういうアクションをとらせているのは自分なのではないかと考えたほうがいい。そして、相手に自分が望むアクションをとってもらうためには、自分がどう相手にはたらきかければいいのかを考えた方がいい。

相手に対する不満が相手とのコミュニケーションの壁をつくる。その壁が不満を増幅させる。

自分に閉じて、自分で不満を大きくするのはあまりに非生産的なんじゃないかなあと思う。
by sagad | 2009-07-06 23:35 | Business