a IESE class of 2014, strategy consultant has focused on emerging economy and innovation management writes about learning from MBA, feeling from daily life, with photography. Twitter : @dsaga


by dsaga
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お金は銀行に預けるな

e0019200_15515189.jpgお金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践
自分の金融リテラシーの程度を確認したいというのと筆者への興味から手にした一冊。筆者は勝間和代さん。会計事務所・戦略コンサルティングファーム・証券会社でのキャリアをもたれている。

本を通して”コンサルタント”らしいものの言い方・裏づけ方だなと感じる。とても読みやすい本だった。

金融商品を分類して特長を簡単に説明している部分等はてっとりばやく基礎知識を得るのに適している。
一貫して根底に流れている資本主義社会における金融リテラシーの重要性、それを持たずに今を生きることのリスク、一方でそれ持っていればラクにお金儲けできるわけではないというメッセージは強い共感を覚える。
そして金融を通じた社会責任の遂行へ言及している点、だからこそこうして金融リテラシーを今後よりいっそう高めていく必要があるのだという筆者の意志を感じる。

普段の仕事柄なのか自分のキャリアの方向性からなのか。お金に関する考えが疎かったと思う。そもそもあまり考えていなかった分野ではあるし、結果として収入源のポーフォリオを考えてみれば、自分の労働によるものが大きい。
仕事自体は好きでやっていることだが、お金についてはもっと幅広く、人生におけるリスクと、それに対して自分が選択できるオプションを理解して、分散的に選択していく必要があると気づいた。そして、SRIのような社会に貢献できる資産の運用に、さまざまな形で貢献できればいいなと思う。

心に残った言葉一部抜粋↓
p.36
平均的な日本人の金融リテラシーが低い理由
1. 学校教育および家庭内教育で金融リテラシーが軽視されてきた
2. 社会人になると長時間労働で忙しく、金融リテラシーを磨く暇がない
p.47
金融リテラシーを身につけるここと「ラクしてお金を儲ける」ことは違う。金融リテラシーが身につけばつくほど、世の中に「ラクなお金儲けの方法」などはない、ということがよく分かる
p.52
リスクが計量可能であり、かつ、リスクに応じてリターンが生じる資本主義という社会になったということは、もし金融に関するリスクを計量することもなく、同時にそれを活用することもない人がいた場合、一部の人たちが”現代”の知識を使って生きているのに、そうした人たちは”近代”の知識を使って生きていることを示すことに他なりません。
p.63
日本の金融資産運用は、一人一人が好ましいと思ってリスクを回避する方向で動いてきた結果、国全体としては過度なリスク投資を生むことになり、それが逆に私たちの生活自体にシワ寄せを招いた形になったといえる
p.89
(良い金融商品を初期に見つけるためには)第一歩としては、金融の知識を自分なりに学び、「そういう情報を自分が欲しているのだ、必要としているのだ」という意識付けが重要になる
p.125
資本主義というものは、厳しいいい方をすれば「賢くない人から賢い人へお金が流れる仕組み」
p.159
金融でしっかり儲ける方法の基本5原則
第1原則 分散投資、分散投資、分散投資
第2原則 年間リターンの目安として、10%はものすごく高い、5%で上出来
第3原則 タダ飯はない
第4原則 投資にはコストと時間が必要
第5原則 管理できるのはリスクのみ、リターンは管理できない
p.200
私たちは、身分があらかじめ確定された封建時代に生まれたわけでもないのに、本人の能力ややる気によってキャリアアップできるような社会構造ではなく、生まれた環境によって階層が決定してしまうような構造になってきてしまっている
p.207
私たちはこれまで、政治・経済の動きと金融の動きは別個のものであり、実体経済がよくなれば、金融政策は後からついてくるというのが支配的な考え方ではなかったか

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by sagad | 2007-12-16 16:41 | Book

東京ディール協奏曲

e0019200_857861.jpg東京ディール協奏曲
岩瀬さんのブログで紹介されていたのをみて、またこの業界に少し興味があったので読んでみた。
現実のビジネスがどうであるかはさておき、部分的な情報から先を見据えて布石を打っていく洞察力、そのときどきでの判断力、そしてタイミングを逃さずにダイナミックにうごく行動力の大切さと、それらを発揮することが求められるこの業界の面白みというのを楽しむことができる一冊だと思う。

コンサルティングをしていく上でも同じような要素は大切になってくる一方で、それを現実離れした机上の空論にせずに、現実的な洞察であ現実的な意思決定をしていくにはやはり経験が必要なのだろうということを感じずにはいられなかった。
その経験がないならば、その経験を持っているクライアントに対する敬意・頭は使えてもその経験をしていない自分の身の程をわきまえる謙虚さ・ロジック云々はさておき、相手が言葉や表情・体の動きで伝えてくれることをこぼさず感じ取る感受性の強さが必要だと思った。
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by sagad | 2007-11-18 14:27 | Book