a IESE class of 2014, strategy consultant has focused on emerging economy and innovation management writes about learning from MBA, feeling from daily life, with photography. Twitter : @dsaga


by dsaga
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e0019200_2331965.jpgビジネスプロフェッショナルの仕事力
日本経済新聞出版社 (編さん)

内容は後ほどup致します。

[2008/07/09 21:36更新]
ProNovaの岡島悦子さん監修のもと、7人のプロフェッショナルへの自らのミッションをやり抜くために必要な心構えやスキルについてのインタビュー集。一般的なノウハウにとどまらないメッセージが込められている。

時間が空いてしまったので一通り以前自分がチェックした部分を読んでみた。少し眠気や疲れを自覚している今であっても鮮明に心に響いてくるのが御立尚資さん、糸井重里さん、冨山和彦さんのメッセージだ。

御立尚資さん
P.24
「周りが教えてくれる人」になることも大事です。ここで一番大切なのは性格です。簡単に言うと、ボケができる人、他人に突っ込んでもらえる人ですね。
(中略)
要は、駄目だしをしてくれる人をいかに増やすか、いろいろな人が注意しやすい性格にどれだけなれるかが、美自演すプロフェッショナルとしての成長を左右する重要な要素の一つと言えます。
意外かも知れませんけど、これは大切なことです。特に自学自習せざるを得ない人は、自分が突っ込まれやすいか。失敗した時に「仕方ないな」と言われながらも手を貸してもらえるタイプかどうかも、大真面目に周囲の人に確認してみることをお勧めします。自分がそういうタイプでないなら、性格の面でも鏡機能を意図的に作っていくことが必要です。


糸井重里さん
P.97
経験を通して他人と価値観をぶつけ合わないと、自分の価値観とか大切にしているものが見えてきません。自分の価値観を浮き彫りにしてみることのほうが、学歴なんかよりよっぽど重要だと思います。
P.98
反射しなきゃいけないときに自分が見える。しっかりした受け身ってすごくアクティブなんです。でもアクティブになれるほどの受け身を維持するには、まず自分で経験して、何がいいか悪いか、好きか嫌いかを、まず思わなくちゃいけない。この経験の部分なしに、頭で考えちゃうとダメですね。
P.101
こうしたボディと密着した経験というのは、突き詰めていくと人間の気持ちがわかることに通じていきます。うれしい、楽しい、正しいとかいうことだけじゃなくて、悪いものも間違ったものもいろいろ含めた人間の混沌とした情の部分です。これって仕事で最後に重要になるんですよ。友達の気持ち、自分の気持ち、最終的にはみんなの気持ちがわからないと何もできません。効率よく勉強していると、きれいに割り切ることしか理解できなくなってしまう。でも人間はそうじゃないんです。だからやっぱり、「思う」ことが大事。「心」の部分が大事なんですね。


冨山和彦さん
P.162
一方のソフト系、すなわち人間系については体験がものを言いますから、それぞれの経験に際してどれだけ好奇心をもって対峙したかという歴史を積み重ねるしかありません。だから好奇心を持たずに何かを経験しても学習がないのですね。
好奇心が弱い人は自分の価値観や思い込みで体験を価値的に処理してしまうから、それは注意した方がいいでしょう。

(中略)
ストレスのかかる話の方が実は学習があるのです。だから、不快な経験をしているときほど、「どうしてこの人と話が噛み合わないのだろう」「なんで嫌な思いをしているのだろう」と意識的に考えてみることです。
P.164
インディペンデントではないってことはプロフェッショナルではないってことと同義なのです。

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by sagad | 2008-06-30 02:34 | Book

おわりとはじまりと

この週でこのプロジェクトも最終報告を終え、ひとつの区切りを迎えた。クライアントからすればあくまで1つのプロジェクトに区切りがついただけであり、自分達がつくっている戦略であり計画でありを実行に移すのはまさにこれからになるのだけど。

前夜、クライアントとの打上げを終え。朝、今後についての打合せも終え。昼前から自由のみとなる。

これまで、時に思いっきり転んだり、互いに手を引いたり、時におんぶをしあってきたりしたコンサルタントの方とすこしはやめで、すこしゆっくりしたランチをとりに繁華街へ。自分にとっては少し懐かしく、彼にとっては新しい街だ。”いやー、やっとこれましたね(笑)”なんて話をしながら繰り出す。

食事をしながら話をするのはこのプロジェクトの話、そして今後の話。

振り返れば(一部はその当時からはやくも)ネタになる笑える経験(今になれば修羅場も笑える?)、そのときは気づいていても口にしなかった互いの胸の内、これから先もっと伸ばした方がいいところ等々、話は尽きない。
面白いもので、そのときは気づいていても口にしなかった互いの胸の内は、いざ口にしてみると既に互いに気づいている。当時の自分の機微を理解しており、そして相手の言葉以外で表現されているメッセージを受け取っていたようだ。言葉以外のコミュニケーションでやりとりできる情報の多さに素直に関心する。

いただいたたくさんのメッセージの中で1つだけ書いておこうと思う。
(このプロジェクトの中で何度か自分のやり方や価値に迷いを持った時があった。それを話した自分に対して)
それは違います。確かに一緒にやっていてドライブする力が弱くなった時が1-2度ありましたけど。違いますね。何でかって言うとそれはお客様の目を見ていればわかります。このプロジェクトでお客様がsagadさんを見る目が変わっていくのを横で見ていました。彼らが迷っている時、相談したい時、それを僕らが答えるとき、彼らが見ていたのはsagadさんの方でした。それは彼らに信頼されているからこそのことです。自分でどう思うかというのはあるのかもしれませんが、彼らの視点からみて価値がなかったということはないと思います。

価値を考える視点がそもそも違ったのだなと反省しながらもらった言葉を噛みしめた。まだ”自分”だけに焦点があってしまってるのだなと。

そして、プロジェクトとは別だけどプロフェッショナルサービスというものについて気づかせてくれるエピソードを1つ。
(彼が以前欧州へ行ったときに、ある有名な靴ブランドの本店で靴を買った時の話)
靴づくりの職人さんが似合う靴を探してくれるんです。その時点でまずお金を扱う方と、お客様にあった靴を探す方が分けられているんですね。
で、実際に靴を探すときなんですけど、その職人の方が次から次へと靴を持ってくるんです。これを履いてみろ、あれを履いてみろと。で、だんだんと疲れてくるんですよね履かされてる方は(笑)で、なんとなく良さそうなやつがあって、”これがいい”って言うと、職人さんが”ダメだ”っていうんですよ。
彼は僕の言葉を聴いてないんです。僕の目であり表情でありを見てるんです。”お前はまだ心のそこから”これだ!”って思えてないだろ”って。それでまたたくさんの靴を履く。そうすると、でてくるんです、”あ、これだな”っていうのが。そしたら今度は僕がそれを言う前に、”こちらですね。”って言うんですよ。

これだけのこだわりをもって自分がコンサルタントとして活動できいたかなーって思うと、いやー、考えさせられますよね(笑)

今回のプロジェクトで感じたのだが、おそらく彼はこれだけのこだわりをもってコンサルティングということに携わることができている。

自分はどうだろうか。

今回のプロジェクト、彼との出会いで学べたことを旨に前に進んで行きたい。
そのためにまず自分のメンテナンスもしていこう。
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by sagad | 2008-06-28 15:37 | Business

悩む力

e0019200_1122016.jpg悩む力
姜尚中 (著)

姜尚中さんが現代の”悩む”ということについて、夏目漱石とマックス・ウェーバーの思想にヒントを得ながら幾つかの視点で書かれた一冊。悩むことを放棄してはならない、悩みに目をつぶってうわべだけ老成してはならない。自分の存在意義そして自分の人生の意味を確信できるようになるまでは、とことんまで悩み抜けと。

最も印象深かったのは、自我、相互承認について。

自我とは平たく言えば、「自分は何であるのか」を自分自身に問う意識であり「自己意識」。相互承認とはそのままで自分と他者の互いが互いの意味を認め受容れあうこと。自我を保持していくためには他者とのつながりが必要。相互承認のなかでしか、人は生きられない。相互承認によってしか、自我はありえない。

自分だけで「自分が何ものなのか」という問いに答え続けることは極めて難しいということだと解釈している。
はたらくという人生の1側面を見ると、最近の傾向として自分が本当にやりたいこと・やるべきことは何か、今やっていることの意味・価値は何かということを考える人は増えていると思う。そのように考えて、自分の意義がこうでありたいと望んでも、それに重なろうとした時に自分とつながっている他者の存在は切り離すことはできない。

最終的に、”他者に対して”どのような存在だと感じられるか、自分とつながっている(つながりたい)周りの人にどのように貢献したいのかが核であり、その手段として何をしたいのか、どのような仕事をしたいのかという要素が存在するからだ。


自分にも時折見られるのだけど、つい自分というものを周りと切り離して、どうあるべきか、何ができる人間でありたいのか、といったことを考えてしまうところがあるので、それを戒める意味で心に響いた。


幾つかの視点は目次に現れている。幅の広さが面白い。
序章:「今を生きる」悩み
第1章:「私」とは何者か
第2章:世の中すべて「金」なのか
第3章:「知ってるつもり」じゃないか
第4章:「青春」は美しいか
第5章:「信じる者」は救われるか
第6章:何のために「働く」のか
第7章:「変わらぬ愛」はあるか
第8章:なぜ死んではいけないか
終章:老いて「最強」たれ

印象に残った部分をいくつか抜粋する。
P.27
ところで、「自我」とよく混同されるのは「自己チュー」ということです。他人の気持ちや都合におかまいなく、自分の考えを押し通したりする人のことで、そういう人と一緒にいると、「自分のことしか考えていないのか」と疲れてしまいます。
先の「コペルニクス的な転回」を経験する以前の私は、「自己チュー」に凝り固まっていたのではないかと思います。一見するとナイーブな青年のように見えながら、じつは自分の拵えた小さな城から一歩も外に出ず、のぞき穴から外の世界を窺うように、すべての人間を疑ってかかり、ひたすら自分のことだけに熱を上げている、そんななかばナルシスト的な「自己チュー」だったのです。要するに明けても暮れても自分のことだけしか頭になかったのです。
P.36
自我というのは自尊心でもあり、エゴでもありますから、自分を主張したい、守りたい、あるいは否定されたくないという気持ちが強く起こります。しかし、他者の方にも同じように自我があって、やはり、主張したい、守りたい、あるいは否定されたくないのです。そう考えると手も足も出なくなってしまいます。
P.43
中途半端で投げてはいけないと思います。ましてや自我と自己チューを履き違えて、ただの「私」の世界を主張しているようでは、なおさらダメなのです。
P.92
自分が生きている意味を考えたり、人間とは何かを考えたり、人と繋がる方法を本気で考えたり、自分と世界の関係を考えてみたりする。実務的な問題解決を第一とし、万事を淡白にやりすごしている人は、「そんなことマジでやるのは馬鹿馬鹿しい。時間の無駄だ。それこそ意味がない」というでしょう。しかし、そんなふうに生きていたら、たぶん、最終的にはもっと大きな孤独を抱えることになると思います。

あると思います。
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by sagad | 2008-06-26 02:18 | Book

君だから

プロジェクトも大詰め。先週金曜日はMeetingを23時過ぎごろに終え、最近ブログに書いているコンサルタントの方と少し遅めの食事へ。少しお酒を飲みながら、少し昔の話を聞く。メンバーとの接し方について。

”昔は、(自分がリカバリーできる範囲で)達成して欲しいゴールと時間だけ投げてたんですよ。手段はお前に任せるからとにかくいつまでにこれを達成しろって。レビューしながらぎりぎりまでやらせて、いよいよもう駄目だってなったら、もういいよオレでやるから、って取り上げちゃう。自分もそういう中でストレッチしてきたっていうのもありましたからね。取り上げられた方は放心状態ですよね、何していいかわからなくなっちゃう。でもそういう経験をするから任せられた仕事は自分でやり遂げたい、価値を出したいって心から思えるようになるんだと思うんです。”
”でも、それってあくまで幾つかあるやり方の1つであって、それだけじゃないんだなっていうのにいつだったかな、気づき始めたんです。最近は、一緒にやるメンバーにはまず徹底して、このメンバーでチームになる意義、このチームのメンバーになる君達個々人のだからこその意義っていうのを分かってもらうようにしてます。誰が欠けても成り立たないんだっていうのを分かってもらうんです。この船は、オレたちの誰一人が抜けても沈んじゃうんだって。やっぱり人って、自分の存在意義とか価値とかそういう部分から納得しないと本当の力って出せないんだと思うんですよね。勿論昔みたいなやり方で燃えるようなやつが少なくなったというのもありますけど。”

経験に裏付けられたまっすぐな言葉は、重みがありつつも優しく自分の中に入ってくる。

あと一息。なんだかんだあるが、今回は存在意義も何もすっとばして、ひたすら二人でこぎ続けているような気がする(頭も体もつかって)。確かにどっちがそれをやめても沈んでしまうことは事実だと思えるが。

面白いものだ。
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by sagad | 2008-06-25 01:31 | Business
e0019200_0275972.jpg無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法
勝間 和代 (著)

この年末年始に買い込んだ本の中の一冊。戦略コンサルタントに学ぶ3倍速仕事力を読んで、自分の単位時間当たりの付加価値について改めて考え、もっとうまいやり方がないものかと思い読んでみた。

勝間さんも本の中で言及しているが、”まずとにかくやってみる”のに適した一冊だと思う。
本全体の構成が洗練されていて、ボリュームもコンパクト。時間管理に関係してくる人の仕組み(短期・長期記憶、意志の弱さ、体力と気力の関係等々)はコムズカシイ理屈は抜きにして結論だけを使いすぱっと何をするべきか言い切っていて読み手に頭を使わせない(いい意味で)。

印象に残った部分をいくつか抜粋する。
時間管理とは、やることを減らすことと同義だ
「道具」や「仕組み」を工夫して、「行動」が続くよう荷コントロールする
時間管理でやってはいけない3つのこと
1. 自分一人でがんばる
2. やることを減らさないで、時間がかかることをはじめる
3. (Plan-Do-Checkの)Checkをしない
実行できる人とできない人の違いは、「(誰でも弱い)意志を、いかに手法やスキルで補って、習慣化できるようにしているか」ということに尽きる
原則1. 時間をつくるためには、あらゆる面の投資を惜しまない
原則2. 単位時間あたりの成果に固執する
原則3. 必要以上に「いい人」にならない
原則4. やりたくて、得意で、もうかることを優先する
原則5. スケジュールはゆったりわがままに設定する
手帳には自分の「将来の予定」を書く。「夢」ではなく「予定」
自分の時間の使い方もより良いものにしていきたい。
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by sagad | 2008-06-25 00:51 | Book
e0019200_1034089.jpg戦略コンサルタントに学ぶ3倍速仕事力
ブリッジワークス (編集), 岡島 悦子 (監修)

後程。

[2008/06/24 00:37 更新]
戦略コンサルを卒業して起業という選択をした11名の方々が紹介されている。3倍速というのは言葉だけで本の内容とはあまり関係ない。ただ仕事のコツ、特に戦略コンサルをしていたからこそ今できてるというようなポイントが、コンサル時代を振り返りながら述べられている。

読んでいて強くメッセージされている(自分に響く)のは、仕事のTipsよりも、戦略コンサルで鍛え上げられた”プロ意識”だ。Tipsは、実際に体現されている方が、実例に即して話をされているのでうなずけるしためになるものが多いが、イマドキの本であれば書いてあることが多かったりする(それでわかった気・できる気になるのは勘違いはなはだしいのだが)。
どのような仕事においても、己の責任においてそれを全うし、「考えられうる最高の成果を目指し続けて努力・研鑽する」姿勢を深く植えつけられた
とにかくあらゆるシーンで私は「自分の付加価値は何か」を徹底的に考えるようになった

こうした、徹底的に、常に最高の付加価値を求め続けて行動するマインドがあってこそ、スキルであり知識でありが活きてくるのだと思う。このマインドでいたら時間にしても頭にしても手足にしても、リソースがどれだけ貴重かということを思い知る。そしたら少ないリソースで、大きな効果を上げることを必然的に考える。だってそれを考えて実行しないと付加価値が上げられないのだから。

論点を明確にして論理的に考える。考える前にはまず大胆であっても仮説を持つ。価値をだすのはひとりだけの仕事じゃない。チームの付加価値の総和を高めるために動く、そのためにメンバーそれぞれにふさわしい領域を決める。自分ひとりではやらないことを決める。やれないと見限って協力するスタンスでことに臨む。
チームプレイやクライアントの心情に思いを馳せるようになるとシンキングやただ集めて整理・分析したファクトだけではどうにもならない部分があるところに気づく。人によってはロジカルシンキングという仮面で自分の人間としての”曖昧だけど面白い部分”を隠していたことに気づく、相手のそういった部分を軽視する、もしくは無視していたことに気づく。心でもクライアントと接する必要があるのだという(一見当たり前そうな)事に気づく。

この本で紹介されているそれぞれの仕事術は、戦略コンサルというプロとして価値を出し続ける過程で、必要に迫られて苦しみながらも必死で生み出してきたものなのだと思う。



時折自分でギリギリだなーと思えてしまうときもあるわけだが、こういった本を読んでいると、まだまだいけると思えてくる。仕事のtipsよりも自分にとって価値があるし、その部分がこの本の価値かなと思える。
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by sagad | 2008-06-22 10:36 | Book

第1感

e0019200_3373964.jpg第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい
M・グラッドウェル (著), 沢田 博 (翻訳), 阿部 尚美 (翻訳)

なんとなく面白そうだなと思って手にした一冊。人が意図的に考えをめぐらせる前に生じる”ひらめき”の中身についてアプローチしている。

人の表情のパターン、そこから読み取れる感情のパターン。それらに関する語彙に触れられたことがとても面白かった。もともと人の表情・しぐさ・遣う言葉/早さ/抑揚etc...というものからその人の内側に思いをめぐらせることが好きだったが、この本に書かれているような語彙は知らなかった。表現できていなかった。語彙を知ることでまた自分のアンテナに磨きをかけられる気がしている。

後、仮説構築・検証についてチャレンジを感じた。どれだけ(本人も無自覚の)人の感覚に近づくことができるか。そこまで仮説を張り巡らせて、うまく検証できる方法を考えられるか。

(印象に残った部分は後ほど)
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by sagad | 2008-06-20 03:47 | Book

それでも

昨日夕方西へ移動。窓際の席をとることができた。

色々ある。それでも空はキレイだ。頭をほぐし、心に柔らかさを取り戻してくれる気がする。
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by sagad | 2008-06-19 00:35 | Business

カーライル

e0019200_20373012.jpgカーライル―世界最大級プライベート・エクイティ投資会社の日本戦略
鈴木 貴博 (著)

カーライルについて、マネジメントや当事者へのインタビューをもとに実際のMBOのディールをいくつか紹介している。そこにそもそもPEとは何か、カーライルとは何かといった部分について触れられている一冊。
業務に関する専門的な内容には触れずに、上記を通して”Carlyle Way”を表現している(副題が、The Carlyle Way)。読みやすい。

読んでいる中で自然とコンサルタントというプロフェッションとの違いを探していた。勿論ビジネスモデルが違うし、動き方も違う、必要なスキルも違う。それでもクライアント企業の継続的な成長に資するという観点から見れば重なる部分があるのだと思っている。

最も印象的だったのは最後に引用している平野さんの言葉だ。

ひとりのプロフェッショナルとしての意識と力、そして所属するファーム-プロフェッショナル集団としての信頼関係とチームとして最良のパフォーマンスを出すための取組み。

具体的ではないが、自分の重なりたい姿がまたupdateされるのを感じる。

(ガースナー)カーライル・グループのプロフェッショナルの能力は、金融機関のプロフェッショナルとは違ったものが要求されるというのは事実です。コンサルティングファームのプロとも違います。金融機関はディールを実行に持っていくまではプロですが、われわれは株主としてディールの後3-5年の期間を通じて企業価値を高めていくところまで関わっていく必要があります。コンサルティングファームの人たちも企業価値を高めるためのアドバイスをする能力は卓越していますが、企業価値が本当に高まるよう企業に行動させる能力までは獲得しきれていない。
(安達さん)コンサルタントが第三者的にこうしたほうがいいというアドバイスが経営者の判断には役に立つ。しかしコンサルタントには、実際に経営者に代わって大組織を指揮し動かすだけの執行力は必要とされない。組織を動かすのは経営者の本業である。
もし非常に良いアドバイスをしたとしても、経営者が思い悩んだ末に別の行動をとる事もある。それは、最終的には企業の経営者のリスクであり経営判断である。これがコンサルタントの基本的なスタンスである。
しかし、投資家はそれではいけない。投資をした以上、資金の提供者である企業年金や生命保険などの投資家はリターンを得なければならない。投資家は自らリスクを負いながらリスクマネーを提供しているのだから、その資金を集めたファンドのゼネラルパートナーは経営者の行動に直接責任がある。
だからもし経営者ができないといったら、カーライル人は自分で腕まくりをして経営するくらいの覚悟を持った人間でなければならない。
1つは、投資する企業への経営サポート力を飛躍的に高めることだ。具体的にそれは、経営陣と一体となって経営戦略をつくり込む力であり、それを実行するための組織力の向上やガバナンスの強化を支援する能力である。
2つ目の進化は、案件の創出能力の一段の向上だ。そのためには、個人の人脈に頼るだけではなく、組織的名取り組みが必要である。
3つ目の進化が、カーライルの真のプロフェッショナル集団への脱皮だ。プロフェッショナル組織といえば、一騎当千の人材が、互いに切磋琢磨して実績を積み上げていく場という印象が強いが、実はそれだけでは不十分である。真のプロフェッショナル組織とは、プロフェッショナル同士がカーライルのメンバーであるという強い信頼関係によって結びつけられて、お互いを支援しあって最良の成果を実現できる組織でなければならない。

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by sagad | 2008-06-17 20:53 | Book

RE DESIGN

e0019200_23371887.jpgRE DESIGN―日常の21世紀
竹尾 (編集), 原 研哉, 日本デザインセンター原デザイン研究所

「日常」をテーマにデザインのし直し(RE DESIGN)をした作品を集めた一冊。トイレットペーパー、切手、はがき、マッチ、ライト、クレヨン(色)、0歳児の絵本、スタンプ、新聞、名刺、シール等、日常に存在するものがBefore、デザイナーの意図、Afterと並べて綴られている。

見ていて感じたのは、デザイナーの意図そのものの斬新さもあることながら、デザインと機能のバランスを、込めた意図に対して絶妙に保っているところだった。斬新なデザインの理由を、デザイナーは全て語ることができている。なぜその対象なのか、なぜその素材なのか、なぜそのかたちなのか、なぜその色なのか。

その理由、デザイナーの意図の裏には自分の主張だけでなく、ユーザーの利用シーンがあり、具体的な経験から得たインスピレーションがある。


ビジネスをデザインする上でも学ぶことは多い。
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by sagad | 2008-06-16 23:49 | Book