a IESE class of 2014, strategy consultant has focused on emerging economy and innovation management writes about learning from MBA, feeling from daily life, with photography. Twitter : @dsaga


by dsaga
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写真の撮り方手帖

e0019200_18295796.jpg写真の撮り方手帖 ~たいせつなもの、撮ろう~
繁延 あづさ (著)

#今見てみると”在庫切れ”になっている・・・。

色々な写真に触れたい。自分らしさを表現できる写真を撮りたい。
ノウハウが詳細に詰まった本はまだ今の自分には必要ないと思うので、それよりは新しい作品やその作品に至った作成者の意図だったりが書かれている本を読みたいなーと思っていて手にした一冊。

技術的なことはかなりコンパクトにまとめられており、後は実際にとった写真(食べ物・生物・植物・工場等いくつかのカテゴリに別れている)に簡単なメッセージが添えられているだけ。加えて写真家の方や写真を好きなモデル・芸能人の方との対談が入っている。

素晴らしい作品と、その意図、人それぞれの写真との関係を綴った、全体にゆったりとした一冊だった。

今度は時間をつくって、写真展でも見に行きたいと思う。
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by sagad | 2008-05-31 18:47 | Book

デザインのデザイン

e0019200_2531352.jpgデザインのデザイン
原 研哉 (著)

以前、仕事の中でメッセージをうまく支えるためのデザインを学びたくて”ノンデザイナーズ・デザインブック Second Edition”を手にした(当時のエントリー)。これと、写真が好きなことが手伝ってデザインというものについて興味を強くし、この本を手にしていた(my mixiの方からの推薦もあった)。

でも読み始めるのに半年を要しているので、もしかしたら興味のレベルもそこまでだったのかもしれない。

が、ようやく読み始めることができた。

読み終わると自分の内側には、新しい世界が目の前に開けたことによる清涼感のようなものが宿っていた。

本のはじめの言葉が印象的でそれに惹かれた勢いでそのまま読み終えた。
何かを分かるということは、何かについて定義できたり記述できたりすることではない。むしろ知っていたはずのものを未知なるものとして、そのリアリティにおののいてみることが、何かをもう少し深く認識することに繋がる。たとえば、ここにコップがあるとしよう。あなたはこのコップについて分かっているかもしれない。しかしひとたび「コップをデザインしてください」と言われたらどうだろう。デザインすべき対象としてコップがあなたに示されたとたん、どんなコップにしようかと、あなたはコップについて少し分からなくなる。さらにコップから皿まで、微妙に深さの異なるガラスの容れ物が何十もあなたの目の前に一列に並べられる。グラデーションをなすその容器の中で、どこからがコップでどこからが皿であるか、その境界線を示すように言われたらどうだろうか。
(中略)
コップについて分からなくなったあなたは、以前よりコップに対する認識が後退したわけではない。むしろその逆である。何も意識しないでそれをただコップと呼んでいたときよりも、いっそう注意深くそれについて考えるようになった。よりリアルにコップを感じ取ることができるようになった。


リ・デザイン、長野オリンピック、無印良品、松屋銀座リニューアル等、数々のプロジェクトに込められた意図。そのプロジェクトの中での著者をはじめとしたデザイナーそれぞれの意図とそれを体現するデザイン。デザインという視点での市場・人の感性教育への示唆。そして”あったかもしれない”もうひとつの万博のストーリー。

それぞれの中に、日常では気づききれていなかった素晴らしい意図の存在、デザインという分野の奥深さが感じられるエピソードや著者の思考がちりばめられている。

デザインを通じたコミュニケーション。もっと深く知りたいと感じた。
印象に残った言葉は枚挙に暇がないがそれを自分の解釈・言葉にはまだうまく置き換えられない。こういった自分にとって新しい分野で受ける感覚と言葉を、これから先結びつけていきたいと思う。

新奇なものをつくり出すだけが創造性ではない。見慣れたものを未知なるものとして再発見できる感性も同じく創造性である。
(賃金格差を利用したグローバリゼーションに関する文脈の中で)本来は問題となるべき経済格差をむしろ前提条件とみなしてそこに利益を生む構造を持ち込もうとする。おそらく未来においては糾弾されるであろう不平等な時代・社会の中に僕らは今生きている。
問題はいかにマーケティングを精密に行うかということではない。その企業がフランチャイズとしている市場の欲望の水準をいかに高水準に保つかということを同時に認識し、ここに戦略を持たないと、グローバルにみてその企業の商品が優位に展開することはない。
(中略)
マーケティングを行う上で市場は「畑」である。個の畑が宝物だと僕は思う。畑の土壌を調べ、生育しやすい品種を改良して植えるのではなく、素晴らしい収穫物を得られる畑になるように「土壌」を肥やしていくことがマーケティングのもうひとつの方法であろう。「欲望のエデュケーション」とはそういうことである。
日本人は常に自身を世界の辺境に置き、永久に洗練されない田舎者としての自己を心のどこかに自覚しているようなところがある。
(中略)
自己を世界の中心と考えず、謙虚なポジションに据えようとする意識はそのままでいいのではないか。むしろ辺境に置くことで可能になるつつしみをともなった世界観。グローバルとはむしろそういう視点から捉えるべきではないだろうか。
未来のヴィジョンに関与する立場にある人は「にぎわい」を計画するという発想をそろそろやめた方がいい。「町おこし」などという言葉がかつて言い交わされたことがあるがそういうことで「おこされた」町は無残である。町はおこされておきるものではない。その魅力はひとえにそのたたずまいである。おこすのではなく、むしろ静けさと成熟に本気で向き合い、それが成就した後にも「情報発信」などしないで、それを森の奥や湯気の向こうにひっそりと置いておけばいい。優れたものは必ず発見される。
「核反対」とか「戦争反対」とかいうような何かを反対するメッセージをつくることに僕は興味がない。デザインは何かを計画していく局面で機能するものであるからだ。

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by sagad | 2008-05-31 03:35 | Book

ただそこに立つ潔さ

今日ふとiNNOを見てみると三谷さんの”伝説のプレゼンターを目指せ!”が”伝説のプレゼンターを目指せ!2”として新たにスタートしていた。(http://www.microsoft.com/japan/inno/backnumber/presenter/default.aspx

三谷さんとは面識はないのだが、書籍やいくつかのコラムの極めて簡潔な考え方・その表現に触れて以来、これまで以上に意識して読むようにしている。

今回の内容の中で最も印象に残ったのがタイトルにまとめたところだった。

仕事上、プレゼンテーションをする機会も人のプレゼンテーションを見る機会も多い。その中でもプレゼンターとしての理想であり、受け手として最も引き込まれるのがここに書かれているようなプレゼンテーションではないかと思う。


自分が知識や論理で武装した側面だけを見せる、目的に向けて自分が考えたアプローチに沿って内容を見せるといったことではなく、ただ自分という人間全体を使って話をする。話し手・聞き手という境界なく、一体となった雰囲気の中で対話する。互いの思考の交流の場を生み出す。

勿論そこに至るためには、最低限プレゼンテーションの内容と自分の価値観・思考が完全に合致していることが必要だし、それを相手に伝わりやすい言葉で表現できる必要がある。これは徹底的に準備だ(特に大切なのは前者。前者無くして言葉や構造にこだわるのは本末転倒だ)。


準備が中途半端だとどこかに自信が持てない。

すると自信のある側面だけを見せようとする、自信のない側面は隠そうとする。自信のあるアプローチでプレゼンテーションを進めたくなる。その場でアプローチや想定を崩すようなカウンターを避けようとする/スムーズに受容れられなくなる。


徹底的に準備をして、最後に(不要になっているはずの)その型を捨てる。そして、ただ、自分全体としてそこに立つ。

まだ理想には遠いが、それに近いプレゼンテーションができたとき / 出会えた時は冷静な興奮、相手と一体となれる喜びに溢れているように感じる。
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by sagad | 2008-05-30 03:20 | Business

遅ればせながらLIFENET

気がつけば1週間とちょっとが経つ。5月18日に「ライフネット生命保険」という1つの企業が世に生まれた。物理的な店舗を持たずウェブサイト上の店舗で商品を扱うという、同業界にこれまでなかったかたちでの参入となる。

2004年の終わりごろだったろうか。偶然”ハーバード留学記”という1つのブログを見つけた(後に書籍としててまとめられている)(当ブログでのエントリー)。その文章の読みやすさ、内容の面白さに惹かれて気がつけばよくチェックするようになっていた。当時はまだ今の職に就いていなかった頃だったと思うので、MBAや経営戦略コンサルティングやファイナンスといったものに興味を持っていたことも惹かれたきっかけとしてあるだろう。

そのブログを書いていたのが岩瀬大輔さんだった。(今もブログを書かれている

HBSを卒業し、企業準備のための会社をまずつくり、そしてここにいたるまでの間に何度かお会いしたことがあるのだが、人懐っこい雰囲気を持ちながら頭もキレる。面白い人だと僕は感じた。

こうして時間が流れ、人が自分にしかできないと感じる何かに気づき、それをかたちに変えていくことに対してコミットメントを持つ。そして前に進み続けていく。自分が出るべき旅を見つけその使命に真っ向から対峙するその姿を見ると心から応援したくなる。

彼のブログの中で何度か書かれていた課題認識や彼に見えていた世界がライフネット生命の目指す方向と重なっている。ウェブサイトの隅々にいたるまでその方向に合致した内容で埋め尽くされている。

1つ1つのコンテンツがこの会社の意志を体現している。



そして、彼がこうして旅に出るまでの数年。その数年は誰にとっても同じ数年だ。
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by sagad | 2008-05-27 21:12 | Life

やはり必要

e0019200_0192130.jpg最近は毎週移動のために飛行機を使っている。いつも迷うのだけど今日になって、やはりちゃんとしたカメラを持っていたいと感じた。

幾重にも重なる荘厳な雲。
雲を纏い日光を浴びる富士山。
夕日を思い切り映す広い海。
夜には一面の夜景。

あわただしい仕事の中でも頭をとめてゆっくりと、大げさかもしれないが、地球の素晴らしさを教えてくれるシーンがそこにはあるのだ。

慣れるものではあると思うが、日常の中でも自分の視点ひとつでそういったことを感じられることは忘れずに心にとどめておきたい。

#窓ガラスの汚れが少し気になるが。
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by sagad | 2008-05-27 00:22 | Business

リーダーシップの旅

e0019200_0115276.jpgリーダーシップの旅 見えないものを見る
野田 智義 (著), 金井 壽宏 (著)

素晴らしい本だ。
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by sagad | 2008-05-27 00:12 | Book

友達の結婚式二次会

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写真出所:http://www.chinzanso.com/campaign/hotaru/index.html

土曜日は午後から仕事のミーティング。そしてその後友達の結婚式の二次会へ。
新郎は勉強会メンバーのひとり。ホワンとした雰囲気で勉強会の中で喧々諤々のディスカッションになった時にもふっと雰囲気を和らげてくれる。目の前の仕事で結果を出しつつ自分の将来・意義について考えることを忘れない大切な友達だ。

物事にはたいていプラスの解釈とマイナスの解釈がある。

ホワンとしていることは平和だし、チームの雰囲気をよくしてくれる。バランスを保ってくれる。一方でパートナーとのこれまでの付き合いの中では時折もっと意志をはっきりしてほしい、と思わせる場面も何度かあったようだ(何度か話には聞いていたが)。


そんな彼の二次会でのサプライズ。

それは彼女への手作りのブーケのプレゼントと、これから先二人で生きていくことに対しての”はっきりとした”意思表明だった。


二人へのサプライズとして、両親や二人にゆかりのある人ない人(!?)からのおめでとうビデオメッセージ。その後、終わったはずのビデオレターはまわり続ける。

スーツ姿で街中をはしる新郎の後姿を追いかけるシーンが流れる。

涙と笑顔と拍手に溢れていた会場が再び静まる。

新郎が入っていった先はフラワーアートのお店。

フラワーアートの先生とのとぼけた掛け合い、途中でいとも簡単に投げ出そうとする新郎。

新郎らしい演出が会場の笑いを誘う。

そうこうしている間に小さいブーケを後ろに抱えて、手紙をもってマイクの前に立つ新郎にライトが集まる。

会場の視線もいっせいに集まる。

手紙を持つ手の震えを押さえて、ゆっくりとはっきりと新郎が手紙を読む。

これまでホワンとしていた新郎からの”はっきり”とした新婦への、そして二人の将来への意志が表明される。

会場のあちらこちら、そして新婦の目から涙が流れる。

読み終えた手紙と手作りのブーケを新婦へプレゼント。

会場は割れんばかりの拍手。

そして司会の幹事から、ここにいたるまでのストーリーが少し語られて、小さい掛け声が始まる。

新郎が何度抑えても、とまるどころかいっそう強くなるその掛け声。

その掛け声におされて、

ふたりは笑顔いっぱいで、シャッターを切る時間をしっかりととれるだけの、

キスをした。


とてもいい二次会だった。
末永く幸せでいてほしいと思う。
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by sagad | 2008-05-25 23:46 | Life

本は10冊同時に読め!

e0019200_22235589.jpg本は10冊同時に読め!―生き方に差がつく「超並列」読書術 本を読まない人はサルである!
成毛 眞 (著)
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by sagad | 2008-05-23 22:24 | Book

言葉を支えているもの

今日は23時過ぎにミーティングを終え、軽く食事を取って先ほどホテルに戻る。相手は最近一緒にプロジェクトに入っているコンサルタントの人。もともとしゃべる人だし、それにつられてついつい自分も口数が増える。食事をしながら話し続けるため、(飲んでいるわけでもないのに)気がつけば2時間近くも経っている。

相変わらず魅力的なのだが、行動を共にしていて感じるのはその人の言葉が全てその人自らの経験、その結果、そこからの学びに支えられているということだ。

知っただけではない、自ら検証し、体で理解した内容が言葉になっているのだ。

人から伝え聞いた話をそのまま流しているわけではない。学んで知っただけの話ではない。自分の想像の世界に描かれただけの理想と現実のGAPの話ではない。

すべてがその時点までに、経験に活かされていて、その結果から学び、磨いた内容なのだ。
言葉の裏にはその人の人生の哲学であり、意志でありが詰まっている。それらに支えられた言葉なのだ。


このような会話から学ぶことは無数にある。
言葉以上に雄弁に、彼という存在が自分に多くを語りかけてくれる気がするのだ。

純粋に面白いというのもあるのだが(^^)今日読んだ本の言葉を1つ思い出した。
仕事の効率が悪い方が、そこで働く人間達は豊かな人間関係を持つことが出来る
話の中にはバカな話もたぶんに含まれている。でもそうする時間が仕事だけではない、人としてのつながりを強くし、苦労さえも共にする楽しさや信頼関係を生み出す気がしている。


本当に人に恵まれていると思う。



#ホテルにチェックインしてみるとなぜかツインだった。。。1つ広いベッドがあってくれたほうが嬉しいのだが。明日のミーティングの資料を軽くつくって早めに眠りたい。
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by sagad | 2008-05-23 01:48 | Business

働く理由

e0019200_1959628.jpg働く理由 99の名言に学ぶシゴト論。
戸田 智弘 (著)

この本は面白いと友達のコンサルタントが教えてくれたのをきっかけに手にした一冊。著者が様々なジャンルの著名人の言葉に解釈を加えてまとめている。文字が少なくて表現も平易なので読みやすい。1時間程度で読める。

働く理由というのは個々人それぞれが持っているものであり、その内容を答える本ではない。ただ、それぞれがどのような理由付けで動いているのか、何をするべきか迷った時にどのようにして道を見つけたのか/切り開いたのか、というようなところに触れられている。

自分も過去に何度か働く理由・意義というものについて考え、方向転換をする新たなコミュニティに入る等行動を変えてきた。最近もまた考えることがある。

人の生き方・言葉というのもとても素晴らしいものであり刺激的だが、自分の生き方・言葉もしっかりと見て・耳を傾けて前に進んでいきたいと思う。

「好き」の対象をただ見ているだけでは駄目だ。その対象についてじっと考えているだけでは駄目だ。いずれも「好き」の対象は自分と離れたところにある。「好き」の対象に近づき、それをしっかりとつかみ、そして組んずほぐれつの格闘を試みる。こうしたことを長い間続けていくうちに芽生えてくるもの、それが「本当に好き」の正体ではなかろうか。
生きるとは選択することだ。選択しないことは、実は自分の人生を生きていないということ。
「偶然の出来事」を「プランド・ハプンスタンス」に変えるには、好奇心、持続性、柔軟性、楽観性、冒険心の5つが必要である。
「ここではないどこかで、いつか始まるであろう物語」を夢見るのではなく、「今、ここで、一刻一秒、生身の自分がいきている物語」に目を向けよう。
幸福になる秘訣は、快楽を得ようとひたすら努力することではなく、努力そのもののうちに快楽を見出すことである。
幸福は求めない方がいい。求めない眼に、求めない心に、求めない体に、求めない日々に、人間の幸福はあるようだ。
「才能は自分の中になく、社会の中にある」
「才能は自分の中になく、他者の中にある」
仕事の効率が悪い方が、そこで働く人間達は豊かな人間関係を持つことが出来る

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by sagad | 2008-05-22 20:28 | Book