a IESE class of 2014, strategy consultant has focused on emerging economy and innovation management writes about learning from MBA, feeling from daily life, with photography. Twitter : @dsaga


by dsaga
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カテゴリ:MBA( 75 )

2nd TermにはOperation Managementがある。今となっては一般的になっているTheory of Constraintに始まり、プロダクトやサービスを提供するOperationとその管理手法を学ぶ。特にProject Managementに関しては、キャリアの始まりがSIのProject Management(といっても小規模であり、PMの方のもとで学ぶ日々)だったのでPMBOK -Project Management Body Of Knowledgeで学んだ内容を思い出す点が多い。

Operation Managementの基礎を理解するのに、過去に読んだいくつかの本が参考になると感じたので以下に紹介する。読んでいた期間が短い(2002-2004)。8年以上が過ぎている。今はより良い書籍があるかもしれないが、自身が実際に手にとった本の中で役だったものを紹介する。
ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か
エリヤフ・ゴールドラット (著), 三本木 亮 (翻訳)


ストーリーを通してTOCをわかりやすく理解できる。具体的に現場で何が起こるのか、どうやってボトルネックを見つけるのか、どう解消するのか、解消するとどうなるのか。記憶が曖昧だが、工場等の管理手法(評価指標をどう設定するべきか)に関してもこの本は言及していた記憶がある。
クリティカルチェーン―なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか?
エリヤフ ゴールドラット (著), 三本木 亮 (著)


TOCをプロジェクトマネジメントへ適用した話。TOCではプロセスに焦点があてられているが、こちらではプロジェクトに従事するリソース(人)も含めてどのように捉え、管理するべきかが言及されている。
ゆとりの法則 - 誰も書かなかったプロジェクト管理の誤解
トム・デマルコ (著), 伊豆原 弓 (翻訳)


これはプロジェクト型組織のなかで働く人に焦点をあてていたと思う。パフォーマンスを下げないために、計画通り進捗させるためにどういう管理の仕方が良いのかが具体的に書かれていた記憶がある。その背景に組織の中での力関係や当事者が背負うプレッシャー、パフォーマンスが下がっている際にその現象の裏側で何が起こっているのか等。
熊とワルツを - リスクを愉しむプロジェクト管理
トム・デマルコ (著), ティモシー・リスター (著), 伊豆原 弓 (翻訳)


リスク管理に焦点をあてた話。確かリスクの捉え方定量化の仕方、リスクと踊る価値について触れられていた。
上記を読めば骨子がおさえられるとは言い切れない。基本は業務経験の中、PMBOKを学ぶ中で身につけていったし、PMNOKの分野と上記書籍の分野を対応付けて考えても抜けているところは多くある。しかし、勘所をストーリー仕立てでわかりやすく説明しているのは上記ではないかと思う。


今回上記を確認するために、読書に関して自分の過去を振り返った。アマゾンの履歴と自分のブログと。アマゾンで購入した書籍は700冊程度だったが、時系列で過去に遡って行くと、自分の興味のある分野の遷移、プロジェクトの分野が見てとれて面白い。一方で一覧することができないのが不便に感じた。ブログは、始めたのが2004年頃だったと思うので、その前に読んだ書籍に関しては自分のレビューは見つけられず。
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by sagad | 2013-01-18 00:40 | MBA
1st TermのGradeがオープンになった。

一定数低いGradeをとると進級そして卒業ができない。そして仕組み上常に一定の%の学生に低いGradeは割り当てられる。日々のケースディスカッションもさることながら、中間試験、期末試験、そして各種アサインメントの全てにおいてそれなりのプレッシャーを抱えながら全員が切磋琢磨している。

期待通りのものもあればそれより上、下のものもある。

成績が良かったら嬉しい。悪かったら残念。この感覚は昔小中高大学生だった頃と比べて小さくなっているものの、自分の心のどこかにある。自分が投入したリソースへのリターンの1つに変わりはないし、教授であり周りの仲間にからの承認を求める欲求があるのだろうと思う。あるクラスがAだった、Cだった、というその成績のアルファベットのみを見れば、それらが自分の将来に及ぼす影響はとても小さいと考えられるのに。

成績よりも気にするべきは、自分がそのクラスに臨むに際して持っていたPrincipleを貫き、自分がそのクラスに期待する以上のリターンを得られているかだ。クラス前と後の自分に生まれた差の大きさとその質、それを生み出すプロセスにおける自分の振る舞いだ。成績は差を試験という定規ではかり、並べて、上から順に規定された量のアルファベットを振りつけたものに過ぎない。(言うまでもなく優秀な人は成績も卓抜しているが)

各人にとってのMBAの価値は、各人が何を望みどういう信念をもって臨んでいるかが規定する。

喜ぶ分には良いけど、憂うことなく、自分のPrincipleを再確認して、次に進めば良い。成績は学校、教授のものさしで相対的に測った結果であり、あなたのPrincipleに照らした評価と必ずしも一致しない。もしよりよいGradeが必要ならば、その時は、それをとるための方策を練り徹底して実行しきればよい。
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麻婆豆腐も食べたい。
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by sagad | 2013-01-12 07:37 | MBA
2nd Term初日。ケースディスカッション。1st Termと比べるとディスカッションの流れは追いやすく、発言もしやすく感じた。とは言えまだ考えの全てをアウトプットしていない。そういう部分がクラスの学びの核であったりするにもかかわらず。改善を続けたい。

このやりやすさの違いはどこから来るのか考えた。

クラスへの慣れはあるだろう。4週間近いブランクはあるが。
ケースの内容が自分の過去のプロジェクトと重ねらたことは理由にならないだろう。そういう経験は1st Termでも既にしている。
一方で英語からは少々遠ざかっていたから話しづらい・聴きづらくなっている可能性はあったはずだ。スペインにいるうちは英語もしくはスペイン語を使うが、日本人のみでいるときには日本語で話すし、日常会話レベルの英語はクラスディスカッションのそれとはプレッシャーも求められる内容のレベルも異なるから。

”元気だったこと”が一番の違いではないかと考えるに至った。冬休み中睡眠時間を削ることは旅行で早起きする必要があった数日以外はしていないし、早起きしても移動中に寝て補えていた。プレッシャーにさらされることもあまりなく自由に自分を放牧していたし。1st Termの自分を振り返ると、タフな状況にいたと思うし、恐らく疲労から、集中力・生産性は低かったと思える。

当面、元気をキープするために睡眠時間は十分に確保していきたい。もっとうまく学べる要素がみつかれば修正を加えて行きたい。

元気。十分でなくても必要条件だとは思う。
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by sagad | 2013-01-11 06:48 | MBA
今日で冬休みが終わる。明日から早速2nd Termのケースの海へ。加えて2ndはチームアクティビティが多い。チームでレポートを書く、実際にプロジェクトに臨む等。
コンサルティングのバックグラウンドから考えればく当たり前の活動の仕方。しかしコンサルティングとは3つの点で大きく異なる。その違いがタフさを増すのだろう、そこが面白いチャレンジなのだろうと考えている。

まずヒエラルキーがない。次に頭の使い方・ものの伝え方が違う。最後に各人の優先順位(参画希望度)が違う。


コンサルティングのプロジェクトではヒエラルキーがある。パートナーがいて、マネージャーがいて、コンサルタントでありアソシエイトがいる。それぞれ実力に裏打ちされた役割の違いがある。役割の違いは背負う責任の重さの違いだ。重い責任を担うからこそ重い意思決定ができ(なくてはならない)し、そのために他のメンバーを動かせる。(ロジックとファクトの前ではヒエラルキーは一切の意味を持たずフラットに議論する)

MBAのチームワークにおいてアサインメントごとにリーダーを立てられるがそれは実力を伴わない。論点をもれなく構造化する、優先順位をつける、閉塞した議論に新たな視点をもたらす、発散した議論をまとめて仮であっても答えを出して前に進む、そういった行動を強引にであってもなし制限時間内でのアウトプットの価値を最大化しづらい。


コンサルタントの頭の使い方、モノの伝え方は共通だと思っている。そして使う言葉も多少の違いはあれ共通のものが多い。まずイシューを明確にするし、分析・主張をする際には結論があり、サポートするフレームワークがありファクトがある。ファクトと解釈は切り分ける。ミーティングの際にも、ゴールがあり、達成に必要なアジェンダがあり、必要な時間配分をし、その中で答えを出していくよう議論する。細部で悩まず一度最終的に答えるべき問に対する仮説とそれをサポートするロジックを組み上げてしまってから精度を高めていく。等。共通の基本動作がある。

MBAのチームワークにおいてはそれぞれが異なるバックグラウンドを持っており、コンサルティングの経験がない人の方が多い。往々にして自分の業界の話であれば自分の経験を正として話をしてしまいがちであるし、例えば金融系のバックグラウンドの人であれば数字のディテイルに時間を費やす傾向がある。共通のイシュー定義、議論のアプローチでありフレームワークでありの定義なしにそれぞれの得意領域のレンズをつけてケースのファクトと自分の経験、そこからの解釈を混ぜて話をし始めると時間はあっという間に経つ。そして結論はでない。イシューが定義されていないのだから当然といえば当然。ギリギリまで時間を使って、時間がきたからこれくらいにしよう、となるケースが散見される。


コンサルティングでは基本的にマネージャ以下もしくはメンバーは100%ケースに参画する。なので共通の目的に向かってチーム全員が100%彼女、彼らの時間を投入できる。実際には提案活動であったり、インターナルタスクであったりで時間のやりくりは発生する場合が多いが。

MBAのチームワークにおいては、当然各人がMBAを通じて成し得たいこと、獲得したいものは異なり、結果複数のクラスやクラブ活動、コンペティション等を持って活動する上で優先順位は異なってくる。結果、例えば、チームアサインメントとは言え、あるメンバーはそれに50%のちからを割いてそのクラスでAが取れるようにしたいが、他のメンバーは20%程度でCを避けられれば良い、もしくはクラス貢献で点数を上げられているのでレポートやプロジェクトは程々でいい、というような自体が発生する(だろうと考える)。誰も他人への強制力を持たないし、このあたりどうチャレンジしていくかは楽しみなところ。


コンサルタントであることが優秀であることではない。ただ、プロジェクトというスタイルで活動する上で、うまく標準化されているのだなと感じた次第。上に書いたような点をどうマネージしていくかが、1st Termにはあまりなかった新たなチャレンジなのだと考えている。自分もunlearnしてよりよいチームワークのかたをみにつけていきたい。

で、その2nd Termのクラスたちは以下の7つ。気合をいれて楽しんでいきたい。
Competitive Strategy
Marketing Planning and Implementation
Operations Management
Operational Finance
Managerial Accounting
Communication
Business Spanish Program
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たこ焼きが食べたい。
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by sagad | 2013-01-10 02:01 | MBA
年末に今年を振り返りたいと思う。その前に一つ書きたい。普段得難いフィードバックを得られたから。整理して来年以降の自分の糧としたい。頂いた言葉自体ではなく自分の解釈に重きをおいて書きたい。
-思考レベル・体力が高い。特に自分の経験と関連する領域に関しては目を見張るものがある。
-ふるまい・言動はマチュアで安定している。思考体力とも関連するが難しいテーマにも動じずに粛々と臨み解く冷静な態度も良い
-チームを信じて大切にする・育てながらリードしようという姿勢は素晴らしい。
-ただ、それだけでしかない。おおよそ全ての領域で高いレベルでまとまっているが、程よいレベルでありどこも突き抜けるところがない。
このようなフィードバックをもらったのは初めてだった。これまでの自分の仕事に鑑みれば最初の2つは当たり前。3つ目は自分の信条であり性格だ。4つ目、確かにそうなのだ。僕は自分がどういう点で、尖っている存在であるのかというのを考えてこなかった。

これまで常に自分のやりたいことをみつけて、それに向かって歩いてきた。戦略コンサルタントという生き方を選択するのもそう、MBA留学を決めたのもそう。その過程で出会う人は多くの場合学びの対象であり、実際に多くのことを学んできた。自分のスペックもわかっているつもりだったので効率を上げられないところは時間を投入して補ってきたと思っている。

その延長線上に次のチャレンジを求めていた。と考えいた。が、上記のフィードバックを得てそれが自分がすべきチャレンジなのか?という疑問が浮かんだ。

自分の人生を通じて何にチャレンジするのか、それは自分の意志が規定するものであり、これまで何にどれだけの時間でありリソースを投資してきたのかも、今自分が何を持っているのかも関係ないと思っていた。しかし自分が何を持っているのか持っていないのかをわからずして、あるものを自分のチャレンジを決められるだろうか。またその意志は自分の経験や持ち物から独立したところから生まれ存在するものだろうか。


書きながら気づいている。四の五の言わずとにかくやれということだ。もしそれが成し遂げられたのならば次のチャレンジに進めばいいだけの話なのだ。

そして今回のフィードバックは、自分にとって2つの意味を持っている。1つは、自分がするべきチャレンジはこれまでの延長線上ではなくもっと違うところにあるのではないかということ。1つは、自分の過去を再構成するでもこれから積み上げていく経験を通じてでも自分が何者なのか、自分がそれをやる意義を掴んで進んでいくということだ。

それは過去になった時に振り返って初めて気づくものだと思っていたが、それをわかっているからこそできるチャレンジもあるのではないかと考えを改めた。それをわかったチャレンジだから自分がするべきチャレンジになるわけであり、それをしていく義務というのがあるのではないかと感じた次第だ。

このフィードバックを得なければ違和感を覚えずして過去の延長線上に次のチャレンジをセットしていた。こうして自分に違和感を覚え、新たなチャレンジを見つけるべく動く機会を得られた意味で非常に価値のある、ありがたいものなのだ。
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by sagad | 2012-12-26 18:04 | MBA
あっという間に一学期が終わった。振り返って二学期以降をよい良いものにしていきたい。

ざっと書いた。5つある。

感じたままに書いている。実現するために必要な行動は改めてまとめていきたい。

・もっとチャレンジしろ ー何の変化もなく終えることは容易い
もっとチャレンジが必要だ。カリキュラムはとてもdemandingで時間配分・各時間の使い方を工夫しないと、いとも簡単に、クラス、アサインメント、試験準備で日々は終わる。それが悪いとは言わないが、その中でももっとチャレンジすべきことがあるはずだ。全てが自分の理想通り進んでいるならそれらの外にチャレンジを求める。そうでないなら、そしてそれらの優先順位が高いのなら、それらの中でチャレンジを求める。

・何のためのMBAかもっと明確にしろ ー成績のための勉強ではない
目的がないとき人は受け身になる。目的を持っているつもりでも、それを握って腰を据えて現実に対峙できていなければ、その目的はどこかへとんでいき、日々の現実に流されることになる。長期のキャリアゴールだけでは充分でない、短期のそれでも十分でない、それをブレイクダウンし、自分のそれぞれの行動(クラス然り、チームアクティビティ然り)に対して明確な目的・達成指標を埋め込んでいかないと、タフなプログラムに流されることになる。

クラスでていよく発言をして、試験でいい点数をとって、良いグレードをとる。それは目的たりえない。ついてくる結果だ。勿論それだけをとっても簡単なことではない、極めて難しいことだけれども。クラスがあるからケースを読む、アサインメントがあるからやる、試験があるから勉強する、そういう受け身で学びにここにきたのではないはずだ。レンガ職人の話を思い出す。

・定めた優先順位へコミットしろ ーでないと忙しさに流れて受け身で終わる
目的を定め、自分の行動の評価指標までブレイクしたいと書いた。とはいえ一日は24時間だ、自分の体は1つだ。できることには限界がある。優先順位を明確にして、それにコミットする必要がある。やりたいことは全部やる前提で最善を尽くす。しかし限界があるならそのときは優先順位に従って”やらない”という選択をしなくてはならない。それを可能にするためにも、自分の目的であり優先順位にはコミットしていなくてはならない。

・クラスの議論はもっと深くできる/しろ ー不満を感じる、不平を言うでは変わらない
クラスはケースディスカッションで進んでいく。表面的に感じる議論もあったし的を射ていないと感じる議論もあった。ならば自分が変えなくてはならない。ケースのディスカッションのピントが定まらず何を学びとして良いのか判断が難しいこともある。が、自分で決めなくてはならない。議論が浅いのは誰のせいか。浅いと気づきながら変えることをしない自分のせいではないのか。学びのポイントがわからないのは誰のせいか。何を学びたいのかを明確にして議論に臨まなかった自分のせいではないのか。

不満を感じ不平を言うための投資なのか。それが自分の定めた目的、コミットした優先順位に従った行動なのか。

もし議論が浅い / 的を射ていない理由が誰もそう感じていないからなのだとしたら、その気づきを与えるのが自分の価値ではないのか。勿論自分が常に正しい訳ではない。が、その一石を投じないことには自分が誤っていたのかどうか検証することも叶わない。

・周りとの違いが自分の価値であると肝に銘じろ ー同じなら存在価値はない
ということで自分の考えが周囲のそれと異なるなら、徹底して戦わせなくてはならない。が、難しく感じることもある。限られた時間、限られた英語力で紡いだ自分の考えに自信を持てない時もある。しかしその考えは改める必要がある。

質はさておき。周囲との差異が自分の存在価値だと考えた方が良い。自分が周囲と考えを違えるとき、自分が価値を付加しているのだと考えたほうが良い。ここで言う違いは横の広がりでの違い、深め具合(縦)の違い双方を指す。

そう考えるとどうなるか。議論でポジションをとる大切さを知る。周りの考えとのコントラストを明確につけるということだ。

1学期のクラスでのディスカッションを振り返ったときに、誰が議論を乱したか、誰が異なる意見を述べてクラスの学びを損ねたかを振り返るとわかる。

誰もいない。

探せば見つかるかもしれないが、大して気にならない。まあそんなこともあったなあという程度だ。クラスのディスカッションでの発言というのは、滑ろうが議論が宙に浮こうが周りにどれだけ否定されようが、振り返ればその程度なのだ。皆忘れるのだ。

一方、例えば自分の過去の経験から紡ぎだした意見や議論の流れを大きく変えた発言、周囲を考えさせる新たな視点を生み出した意見は印象が残っているはずだ(希望的観測含む)。都合よく捉えて、周囲と自分との差異が自分の存在価値だと信じてチャレンジして損はない。得られるものは多い。
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by sagad | 2012-12-15 03:04 | MBA

経験が想像力を補う

相手の立場を思いやるに際していかに想像力を働かせるかは大事だ。想像力のみに頼らずとも、自分の経験がそれを補う。

身近なところでメール。

書くのも読むのも、日本にいる時と比べて英語の比率が高い。読むのに時間がかかる。一方で英語での自分の生産性は日本語でよりも低い。メールを読むのに使える時間は減らしたい、けど読むのに時間はかかる。

結果、処理時間がメールの書かれ方に依存する。
・Subjectの冒頭に、アクションが必要なのか否か & dueが書いてあるか
・Bodyの冒頭にアクションアイテム & dueがリストされているか
・そのアイテムごとに構造が詳細化されているか
・その構造はアイテム間で一貫しているか(due・概要・注意事項・reference url/material のオーダー等)
これによって、読み手に”Subjectだけ読めば十分か”、”Bodyの冒頭を読んだ段階でOKか”、”詳細に下る必要があるか”の選択肢を与えられる。次に構造がクリアだと内容が想定できるので理解のスピードが高まる。読み手が費やす時間を減らせる。

こういった点を自分が感じるようになるとメールの書かれ方を気にするようになる。そして散見する。上記の書かれ方とは異なるメールを。
・Subjectはクラブの名前と概要でアクションの有無がない
・冒頭はメールの背景だったり重要性だったりが語られていて中身がない
・求めるアクションやdueはその文章の中に散りばめられていてまとめられていない
・構造化しているが結局それぞれの括りの中が散らかっていて(アクションをサポートしない言葉が多く)全部読まないと何を求めているのかわからない、もしくは読んでもわからない
どこまで読んだ段階でDoneとできるのかその判断ポイントがつくれない。読み手は自分の頭の中で要するにいつまでに何をする必要があるのか/ないのかを解釈する必要がある。読み手が費やす時間は増える。

日本語であればこれほど気にならない。構造化された内容より時間がかかるにしても許容できる負荷で理解できるからだ。それが英語となるととても気になる。理解に要する時間を許容する余裕がないからだ。

ここで考える。日本語であっても、相手に余裕がなければ、英語のメールに自分が感じたようにちょっとした非構造的なメールは許されないと。言葉が奪う時間が他のスケジュールに奪われるというだけで状況は同じだから。そして、相手の忙しさであったり他のスケジュールを慮る想像力があれば、こういうメールは書けないはずだと。

いざ自分がこういった状況を経験すると、相手を一層慮ることができる。これまで具体的に想像してこなかった点も自分の経験をもって補うことができる。

ということで、改めて気をつけていきたい。
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by sagad | 2012-11-04 00:31 | MBA

それでもあなたを愛する

中間試験では各科目の最初にインストラクションがある。つきなみなもので、時間は何時何分から何時何分まで、携帯の電源は切って下さい、表紙の注意事項を読みながらしばらくお待ち下さい等。

そんなインストラクションにあってもFinancial Accountingの教授は笑いと拍手をさらった。

上記、つきなみな注意事項を話した後で、

”カンニングすることは死を意味すると思って下さい”

と笑いを誘い、次に、

”このテストの結果について、一切の心配は不要です。あなたのテストの点数がどれだけ悪くても、それでも私はあなたを愛していますから”

と笑い&拍手をさらった。

これが彼の宗教観であり価値観からくる言葉なのか場を和ませるための言葉に過ぎなかったのかはわからない。が、この一言でピンと張り詰めた会場の空気は和み、リラックスした状態でテストに臨めたのではないかと思う。


試験の結果は既に返ってきている。


彼の愛はありがたいものにかわりない。が、返ってきたスコアは、僕にさらなる学習を、強く、強く促す。
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by sagad | 2012-11-01 03:25 | MBA

誰のためのプレゼンか

早いもので今日Term1の中間試験が終わった。Term5まであるので今日でMBAの10%が終わったことになる。
試験の代わりにチームアサインメントを課すクラスもあり今日はそのプレゼンテーションもあった。各チームのプレゼンを見ていて感じたのが誰のためのプレゼンか、誰にフォーカスすべきか、という点だった。

結論から言えば、プレゼンは聞き手にフォーカスすべきだ。誰かに対してプレゼンをする、それはその人に対して起こして欲しいアクションがあるからだ。従って、どうすればその人が気持ちよくこちらの望むアクションをとれるか、そこに集中すべきだ。

1. プレゼンテーションの準備をする際はじめやるべきことは、プレゼン後とって欲しいアクションの決定だ
2. 次にやるべきことは、聞き手の理解だ。聞き手がアクションを起こすのに必要な要素は何か。それらのうち聞き手が既に知っていることはないか?あるとしたらそれは何か?プレゼンテーションを通じてどの要素を提供できればよいのか。
3. 次はプレゼンの場所の理解。広さはどの程度か?聞き手の配置はどうなっているのか?使えるファシリティは何があるのか?
4. 次にプレゼンのデザインだ。それを理解してもらうために / 心深くに届けるためにどのようなメッセージをどのようなストーリー構成で伝えられればよいか、伝える際に使うべきビークルは何かを決める。
5. そしてプレゼンの道具づくりだ。KeynoteやPowerPointを使うなら、この段階でアジェンダと各ページのヘッドラインが決まっているはずだ。それをサポートするためのボディをつくりはじめる。
6. で、それをどのように伝えるかプレゼンテーションの練習。そこで話すスピード、声のトーンや抑揚、立ち位置、身振り手振り、アイコンタクトetc...の練習。最終的に、資料に自分が喋らさせられるのではなく自分の言葉で話しながらそれに資料がついてくるように感じられる状態までもっていく。

面白いもので、コミュニケーションのクラスで自分の身振り対するフィードバックをもらい練習しているからか、プレゼンテーションでの自分の振る舞いがダイナミックにできる人程そこに拘っていたように感じられた。

練られたGrabber、間のとり方、声の抑揚の付け方、空間の使い方etc...

しかしそのようなテクニックのみではプレゼンテーションの価値は多くは増やせない。上記の通り、自分の振る舞い以前の段階でプレゼンテーションの価値の大部分が規定されているからだ。そもそも聞き手を理解せずして、相手へ期待するアクションとそのための自分たちのメッセージ、ストーリーなくしてGrabはできない。

不明確な聞き手に望むアクション、曖昧なアジェンダ、支えるメッセージも構造も練られていないファクト、小さ過ぎるフォント、1ページにすし詰めにされたグラフ。

それを背負って、ただ雄弁に、ダイナミックに語りかけられる聞き手は何を感じるだろうか。


プレゼンでフォーカスすべきは聞き手だ。自分のパフォーマンスではない。自戒の念も込めて。
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by sagad | 2012-11-01 01:02 | MBA

Team Contract

1年間運命を共にするスタディグループも決まり、Team Buildingを進める。Team Contractをつくる。このチームに属する”契約”内容を決めるという話。チーム憲章みたいなものかな。draftをつくったけど、Mission-Goal-Normsのロジックは少々曖昧。Goalは状態を表現していないしはかれないし。

ただ、ここで大事なのはロジックではないと思って議論を続けた。

このタスクで大切なことは何がContractとして書かれるかではない。それを議論するプロセスにどれだけメンバーが本気で参加するかだ。

Contractとしてさわりのいい言葉が並べることは難しい話ではない。ロジックを整合させることも然りだ。でも並んだだけで”とは言っても現実はそんなにキレイにいかないよねー”とメンバーが流したら、その並んでいる言葉に何の意味があるだろう。

大切なのは、議論を通じて、メンバーとしてチームにコミットする上で譲れないものを各々が明らかにし、そこに折り合いをつけながら言葉を並べていくプロセスだ。すべての意見をそのまま載せるわけではない。重複したものはまとめるし、不要だと考えられるものは削除する。その過程で、重複しているように見えるが本当にそうなのか、自分の考え・想いを適語で表現できているかを考える。不要だと周りが考える理由を理解し、自分が譲れない理由を話し、議論する。

このプロセスにおける個々人の行動こそが個々人が自分の憲章に従って動いている結果なのだ。なのでその行動をぶつけあい、理解し合い、折り合いをつけていく(妥協ではない)ことが大事なのだ。


という経験を通じて3つ。


まず、英語で英語の文言のニュアンスを議論するのは難しい。どの単語がどういうニュアンスの意味合いなのか、わかっている部分もあるがその範囲は狭い。Nativeには及ばない。素直に学ばせてもらう。


次に、自分もだが、メンバーもunleashという言葉が好きだったのが印象に残った。leashを外す→(一気に)解き放つ、というニュアンスの言葉だ。僕がこの単語が好きなのは、”既に持っている”という意味合いがあるからだ。leadershipについて、developする?improveする?等の話の中でだけど、僕はunleashという言葉を使った。developする、それは今持っていない/持っていても未開発のものだからだ。improveする、それは今持っていても改善しないと充分でないからだ。

本当にそうなのか。

誰しもが大なり小なりのleadershipという現象を経験してきているのではないか。それを(意識的/無意識的にでも)発現する力を持っているのではないか。だったらそれをまず発揮しよう。遠慮無く解き放とう。その経験を通じて、必要に応じた側面を、developするなりimproveするなりすればいい。持っていない/不十分だという前提にたった考え方はよそうと。

って言うほど流暢に英語で説明しきれていない。のだけど皆”それだ!”とくいついていた。


最後は、Norms、行動規範について僕のdraftで特にウケがよかったものを2つ。
まずは”Deep breath for 5 seconds when you recognize you are upset”。自分の感情が苛立っていたり何か高まっていると感じたら5秒深呼吸。
次に”If you are not in a leadership role, don’t forget to be a good follower; person can never be a leader without followers.”。リーダーでない人は良いフォロアーとなることを忘れずに。誰しもフォロアーなしにリーダーにはなれないのだから。

最初のは僕もお世話になっている方から教えていただいたこと。苛立っていたり不安に苛まれたりしているとき、ゆっくりと深呼吸をすると気持ちが落ち着くというもの。すごく具体的で、実践したら自分も効果を感じられて、何より活用シーンが多そうだなと思い採用。5秒は3-4秒でもいいと思うが、大事なのは具体的に数字を入れること。自分、そして周りも数えられる。その数秒の効果は大きい。

次は僕が常々考えていることでもある。リーダーはタスクの結果責任を負う。が、その結果の理由・原因の全てがリーダーにあるわけではない。フォロアーとしての責任を忘れてはならないし、最善を尽くす義務がある。自分がリーダーの立場に立ったとき、そして状況が良くない時はこの話はしづらい。その前にチームでこの考えは共有しておきたかった。幸い、皆”これすごく大事だよね!”と、同じ考えを持ってくれた。


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日曜にNYから来ているメンバーの家のテラスで議論をした。広くてBBQもできる。今度しようという話で盛り上がって帰った。
チーム憲章が大事なのは、チームが苦しい状況に陥った時だ。そうでないときは誰しも余裕がある。憲章の中で自分が意識しないと守れないものへの配慮も届く。問題は苦しい時、チーム全体がその余裕を失った時だ。誰しもが自分の過去の行動規範に立ち戻るだろうし、その時こそ、本当に自分がagreeできているもの/いないものが、行動となって現れる。

そこが踏ん張りどころだ。

今つくったものを守ることが目的ではない。それが違えばupdateすればいい。経験を重ねながらupdateしていきたいし、良いチームにし続けていきたい。
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by sagad | 2012-09-17 14:05 | MBA