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a IESE class of 2014, strategy consultant has focused on emerging economy and innovation management writes about learning from MBA, feeling from daily life, with photography. Twitter : @dsaga


by dsaga
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KY

今日はクライアント10数名の方を相手にプレゼンテーション&ディスカッション。
結論から言うと、改善の余地だらけ。余地しかないんじゃないかっていう。最大のポイントはクライアントのおかれている状況・彼らの今日に向けた心情を把握し切れていない状態で臨んでしまったことだ。その上、論理・ファクトでかっちりと裏付けたメッセージではなく、新たに興りつつある常識を”語る”形式でのプレゼンテーションを準備いていた(要はPyramid Structure云々を崩したImpact重視のストーリーだった)。しかもその準備は完璧な状態ではなかった。

クイックにお客様の認識を確認して、GAPの大きいところについて簡単にディスカッションをしながら進めていく。時間を少し余して終えて、最後に全体を振り返ってディスカッションする時間をつくる。ディスカッションのポイントもいくつかでてきたし、それなりに盛り上がる部分もあったのだけど、何かが違う。何かずれてる。何かぎこちない。何かこう”響く”ポイントを打てていない。

その後の会食・懇親会の中でようやくわかった。彼らがどのような立場におかれていたのか、どのようなものを背負ってあの場に座っていたのか、どんな気持ちを抱きながらプレゼンテーションの内容を聞いていたのか。


”オーディエンスは誰か?”


そんな、プレゼンテーションの基本の基本の問いかけに躓いている自分を自覚して驚いた。いくつかの言い訳は考えらえるがそれはそれ。


失敗は誰にでもある。でも、していい失敗としてはいけない失敗がある。今回得たものは大きい。自分の心にも深くささったのだし。でもしてはいけない失敗だ。

いろいろな制約条件があるにせよ、その中で、全てにおいてベストを尽くした上での失敗でなかったらしてはいけない。後で言い訳が思い浮かぶような失敗はしてはいけない。

いくつかの感情が自分の中にある。それらを感情のまま風化させること無く、腐らせてしまうことなく、行動に変えていきたい。結果につなげていきたい。自分の価値はクライアントであり誰であり周りが決めるということは忘れずに(独りよがりで勝手に反省して、勝手に学んで、勝手に成長した気になって、勝手に満足するなんていうのは論外なので)。
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by sagad | 2008-10-10 00:43 | Business