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a IESE class of 2014, strategy consultant has focused on emerging economy and innovation management writes about learning from MBA, feeling from daily life, with photography. Twitter : @dsaga


by dsaga
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夢をかなえるゾウ

夢をかなえるゾウ_e0019200_2039042.jpg夢をかなえるゾウ
水野敬也 (著)

読み物として面白い。計3時間程度で読みきった。
関西弁のガネーシャが面白い。自分の人生を振り返ってみると高校を卒業してから一番長くいたのが関西なので、関西弁がまず懐かしい(面白いことを関西弁で言っているのを聞くのがすき)。
本の中でも言われているが、本に書いてあるそれぞれのメッセージは読めばどこかで聞いたことがあるものが多いと思う。それらの本との違いは2つ。

”今”を変えることへフォーカス。
メッセージは知って満足してるだけじゃ絶対に変われない。自分の意志を変えようとしたってそんなもの変わらない、変えようと意気込んで、変えられなくて意気消沈するか、何事も無かったかのようにそれまでと同様の生活をするのがオチ。小さくても良いから”今”の行動を変えろということを一貫して主張している。

物語形式での進行。
神様ガネーシャが上記のように変わりたいと思いながら一向に変われない主人公にアドバイスを与え、主人公はそこから学び、実際に行動し、少しずつ変わっていく。ひとつひとつのメッセージの必要性や確からしさがアカデミックに語られることは微塵も無いが、分かりやすい言葉で、主人公にとっての現実という具体例をもってわかりやすく、自分がどうすればいいのか考えやすいように(そして変わりやすいようにかな)書かれている。


印象の深かった言葉を1つだけ抜粋する。
「一つだけ、絶対にあきらめたらあかんことがある。」
「それは何ですか?」
「『自分』や。自分には何か才能がある、自分にしかできない仕事がある、そのことに関してはあきらめたらあかん。見つかるまでそれを探し続けなあかん。自分自身に関してはあきらめたらあかん。」


自分にしかできない仕事ができているだろうか。
by sagad | 2008-04-08 20:39 | Book