a IESE class of 2014, strategy consultant has focused on emerging economy and innovation management writes about learning from MBA, feeling from daily life, with photography. Twitter : @dsaga


by dsaga
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誰のためのプレゼンか

早いもので今日Term1の中間試験が終わった。Term5まであるので今日でMBAの10%が終わったことになる。
試験の代わりにチームアサインメントを課すクラスもあり今日はそのプレゼンテーションもあった。各チームのプレゼンを見ていて感じたのが誰のためのプレゼンか、誰にフォーカスすべきか、という点だった。

結論から言えば、プレゼンは聞き手にフォーカスすべきだ。誰かに対してプレゼンをする、それはその人に対して起こして欲しいアクションがあるからだ。従って、どうすればその人が気持ちよくこちらの望むアクションをとれるか、そこに集中すべきだ。

1. プレゼンテーションの準備をする際はじめやるべきことは、プレゼン後とって欲しいアクションの決定だ
2. 次にやるべきことは、聞き手の理解だ。聞き手がアクションを起こすのに必要な要素は何か。それらのうち聞き手が既に知っていることはないか?あるとしたらそれは何か?プレゼンテーションを通じてどの要素を提供できればよいのか。
3. 次はプレゼンの場所の理解。広さはどの程度か?聞き手の配置はどうなっているのか?使えるファシリティは何があるのか?
4. 次にプレゼンのデザインだ。それを理解してもらうために / 心深くに届けるためにどのようなメッセージをどのようなストーリー構成で伝えられればよいか、伝える際に使うべきビークルは何かを決める。
5. そしてプレゼンの道具づくりだ。KeynoteやPowerPointを使うなら、この段階でアジェンダと各ページのヘッドラインが決まっているはずだ。それをサポートするためのボディをつくりはじめる。
6. で、それをどのように伝えるかプレゼンテーションの練習。そこで話すスピード、声のトーンや抑揚、立ち位置、身振り手振り、アイコンタクトetc...の練習。最終的に、資料に自分が喋らさせられるのではなく自分の言葉で話しながらそれに資料がついてくるように感じられる状態までもっていく。

面白いもので、コミュニケーションのクラスで自分の身振り対するフィードバックをもらい練習しているからか、プレゼンテーションでの自分の振る舞いがダイナミックにできる人程そこに拘っていたように感じられた。

練られたGrabber、間のとり方、声の抑揚の付け方、空間の使い方etc...

しかしそのようなテクニックのみではプレゼンテーションの価値は多くは増やせない。上記の通り、自分の振る舞い以前の段階でプレゼンテーションの価値の大部分が規定されているからだ。そもそも聞き手を理解せずして、相手へ期待するアクションとそのための自分たちのメッセージ、ストーリーなくしてGrabはできない。

不明確な聞き手に望むアクション、曖昧なアジェンダ、支えるメッセージも構造も練られていないファクト、小さ過ぎるフォント、1ページにすし詰めにされたグラフ。

それを背負って、ただ雄弁に、ダイナミックに語りかけられる聞き手は何を感じるだろうか。


プレゼンでフォーカスすべきは聞き手だ。自分のパフォーマンスではない。自戒の念も込めて。
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by sagad | 2012-11-01 01:02 | MBA